「東奔西走」の意味とは?意味や使い方を解説!

「東奔西走」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「東奔西走」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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東奔西走

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東奔西走」は「東奔」と「西走」、あるいは「東西」と「奔走」を組み合わせた四字熟語です。特に古典などの出典はなく、反対の意味の熟語を合わせてつくられた言葉です。
 

「東西」という表現は、「古今東西」の「昔から今まで、あらゆる場所で」という意味にも使われるように、空間の広がりを表す表現です。

「東奔西走」の意味とは?

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「東奔西走(とうほんせいそう)」とは、「あちこち忙しく回ること」という意味です。「東奔西走する」というように使います。特に、物事がうまくいくように、関係方面をあちこちを回る、という意味で使われます。

「東」と「西」という別の方向を示すことで「広い範囲」を表しています。「奔走」は「ものごとがうまくいくように、関係方面を回ること」という意味の言葉です。さらに分解すると「奔」は「急いで勢いよく走る」という意味があり、「奔走」の語は「走る」という意味を二重に使った熟語です。

反対の語からなる四字熟語の仲間として「内憂」「外患」からなる「内憂外患(ないゆうがいかん)」があります。

「東奔西走」の使い方・例文

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「東奔西走」は、何らかの目的をとげるために、広い範囲をあちこちに走り回るという状況を説明する時に使います。ただたんに動揺して右往左往している状況や、忙しく忙殺されている状況などを表すのには適していません。

「東奔西走」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    選挙では東奔西走して有権者に訴える必要がある。
  • 例文
    部長は複数の子会社をまとめるため東奔西走している。

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