最終更新日: 2020年2月20日

「与党」と「野党」の違いとは？意味や使い方を解説！

「与党」と「野党」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「与党」と「野党」の違いや使い方についてご紹介します。意味の違いを理解していれば、ふとした時に周囲からの評価がぐっと上がるかも知れません。

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「与党」と「野党」

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「与党」と「野党」という言葉の違いを知っていますか?

政治用語は苦手、と思うかたも多いでしょう。

しかし、消費税増税や災害・疾病への対応など、私たちの生活と政治は、どうしても切り離せないものです。

まずは基本の用語から押さえてみてはいかがでしょうか。

「与党」と「野党」の違いを紹介します。

「与党」の意味

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「与党」とは、政権を担当している政党のことです。

政権を与る（あずかる）政党、または行政府に与する（くみする）政党、という意味で「与党」と呼ばれます。

首相が所属する政党は、与党です。

与党1党のみで内閣を作っている場合は、単独内閣になります。

与党に協力する政党があり、その党からも内閣の閣僚が出ている場合は、連立内閣と呼びます。

日本は議員内閣制をとっているので、民意の表れである選挙により、与党が決まります。

国会の多数派が与党となるのです。

国会は衆議院と参議院に分かれているので、衆議院では多数派でも、参議院では少数派になる場合もあります。

その場合でも与党は与党であり、参議院での与党は少数与党となります。

その状態を「ねじれ国会」と呼んだりします。

地方議会でも首長が所属する政党を与党といいます。

しかし、地方行政の首長は直接選挙で選ばれるため、与党は議会の多数派ではない場合もあります。

首長が無所属である場合は、首長に協力的な政党を与党と呼びます。

「野党」の意味

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「野党」とは、与党の対義語であり、政権を担当しない政党です。

政権の外にある、在野の政党という意味で「野党」と呼ばれます。

与党と同じくらいの力を持つ野党がいる政治を二大政党制と呼びます。

アメリカには共和党と民主党という二大政党があります。

イギリスには労働党と保守党という二大政党があります。

つまり、政権交代可能な政治が行われているのです。

日本でも1994年、55年体制とも呼ばれた自民党一党が優位な体制を変えるべく、制度改革が行われました。

その後実際に政権交代も行われましたが、二大政党といえるほど、強い野党は育っていないといわれています。