「予算」と「概算」と「試算」の違いとは?意味や使い方を解説!

「予算」と「概算」と「試算」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「予算」と「概算」と「試算」の違いや使い方についてご紹介します。意味の違いを理解していれば、ふとした時に周囲からの評価がぐっと上がるかも知れません。

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「予算」と「概算」と「試算」

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予算」「概算」「試算」は、それぞれ計算する時に使われる言葉ですね。詳しく違いを確認していきましょう。

「予算」の意味

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「予算」という言葉は、「何かを始める前に、必要な金額を見積もること」という意味を持っています。

「概算」の意味

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「概算」という言葉には、「おおよそ、計算する」という意味があります。

綿密に計算するのではなく、ざっくりと計算して数字を出すことを表します。
また「概算スケジュール」という言葉があり、おおよその予定を立てる時にも、「概算」という言葉を使います。

大雑把に、だいたい、おおよそ数字や予定を出す時に、「概算」という言葉を使います。

「試算」の意味

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「試算」という言葉には、「試しに計算すること」という意味があります。

例えば、旅行に行く前にスケジュールを作って行先を決めます。
さらに交通費や宿泊費、食事代などを、パンフレットやガイドブックを見て、綿密に計算し、どの程度予算がかかるかをハッキリさせてみるかもしれません。
このような行為を「試算」と言います。

「予算」と「概算」と「試算」の違い

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「概算」と「予算」には、まず「お金を扱う」という点に関する違いがあります。
「概算」はお金以外にも使われる言葉ですが、「予算」はお金に関してしか使われない言葉です。

このようにお金に関してしか使わないのが「予算」で、それ以外の数字にも使われるのが「概算」という違いがあります。

「概算」と「試算」の違いです。
「概算」には「おおよその数字を出す」という意味があり、「試算」には「試しに計算する」という意味があります。

そのため「概算」は悪い意味で言えば、いい加減な数字を出すのに対して、「試算」は綿密に計算し、詳細な数字を出すという違いがあります。

どちらも「一応」の数字を出すという点では同じですが、「概算」は「だいたい」、「試算」は「詳細な数字」を出すという違いがあります。

「予算」と「概算」と「試算」を使った例文

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「予算」「概算」「試算」の意味がわかったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文 「予算」
    国会で来期の予算について話し合われます。
  • 例文 「概算」
    概算で良いので、明日までに金額を出しておいてください。
  • 例文 「試算」
    試算した結果、このままでは赤字になります。

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