「早い」と「速い」の違いとは?意味や使い方を解説!

「早い」と「速い」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「早い」と「速い」の違いや使い方についてご紹介します。

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「早い」と「速い」

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「速い」と「早い」は、どちらもハヤイと読む同音異義語です。同じに思われがちですが、意味は違います。

速い」は、動作がすみやか・急であるという意味です。

早い」は、それに要する時間が短い、時点・時刻が比較的前であることを意味します。

ちなみに、反対語はどちらも「遅い」になります。

「早い」の意味

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「早い」の意味は、主に3つあります。

  1. ある一定の基準からあまり時間が経っていないこと。
  2. ある時間や時期より前のこと。
  3. 手っ取り早い。簡単であること。

以上の意味から考えてみると、
「早い」は時間の経過については「はやい」ときに使われます。

「速い」の意味

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「速い」とは、「物事のかかる時間が少ない」「すみやかなこと」を意味します。
動作や進行の進み具体などの速度が「はやい」ときに使われます。

「早い」と「速い」の違い

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「早い」は時間の経過について言及するときに使います。
「速い」は物事にかかる速度について表すときに使います。

例えば、

「早い」の持つ「ある時間や時期より前」という意味からすると、「仕事が早い」は「仕事の開始した時刻が早い」と「従事していた仕事が予定した期限よりも終わるのが早い」の両方の意味が考えらます。

「速い」は「物事の進行のスピード」についての意味があるので、「仕事が速い」とは「仕事をするスピードが速い」という意味になります。

「仕事がはやい」と言えばその文の意味は文脈からしか判断できませんが、「早い」と「速い」を使い分ければその意味がはっきりとしてきます。

「早い」と「速い」を使った例文

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「早い」と「速い」の意味と違いがわかったところで、それぞれの例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文 今日はいつもより早めに出勤します。
  • 例文 速く走れるように練習しましょう。

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