「孝行のしたい時分に親はなし」の意味とは?意味や使い方を解説!

「孝行のしたい時分に親はなし」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「孝行のしたい時分に親はなし」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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孝行のしたい時分に親はなし

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「孝行のしたい時分に親はなし」とは

子供の頃からよく聞かされていた言葉ですが、30代以上の方は特に身に沁みるのではないでしょうか。

実際にこのような状況になる方も多いですので、できれば孝行は早いうちにしておきたいものです。

今回は「孝行のしたい時分に親はなし」の意味や使い方をご紹介いたします。

「孝行のしたい時分に親はなし」の意味とは?

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「孝行のしたい時分に親はなし」の意味

「孝行のしたい時分に親はなし」とは「親のありがたみがわかる頃になると、親はもう亡くなっていることが多い。親が生きているうちに感謝の気持ちを伝え、孝行しておくべきだ」という意味のことわざです。

親というものはいつか必ず亡くなるものであり、多くの場合は自分より先に死んでしまいますよね。
子供の頃はそれがわからず親に迷惑をかけ続けてしまいます。

しかし20代後半~30代くらいになると、徐々に「孝行のしたい時分に親はなし」の言葉が沁みてきます。
実際このくらいの年代になると親が亡くなる人も増えてきますので、いっそう言葉が突き刺さるでしょう。

親のありがたみを感じられる期間はそう長くありませんので、感謝の気持ちは早く伝えておくことを勧めます。

ちなみに「孝行のしたい時分に親はなし」の語源は、江戸時代の川柳集「誹風柳多留」の中の一句だとされています。
親孝行についての考え方は昔から変わらないということですね。

「孝行のしたい時分に親はなし」の類語としては、「石に布団は着せられず」「子養わんと欲すれども親待たず」などが挙げられます。

「孝行のしたい時分に親はなし」の使い方・例文

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「孝行のしたい時分に親はなし」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 私の母は、私が30代半ばの時に急死してしまった。
    これから親孝行しようと思っていたのに、まさに「孝行のしたい時分に親はなし」だ。
  • 「孝行のしたい時分に親はなし」と言うので、小学生の息子には常に「親孝行してくれ」と言っている。

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