「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の違いとは?意味や使い方を解説!

「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の違いや使い方についてご紹介します。意味の違いを理解していれば、ふとした時に周囲からの評価がぐっと上がるかも知れません。

目次 [表示]

「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」

フリー写真素材ぱくたそ

「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」

慣用音、慣用読みの類いですね。

知っている方もいらっしゃるかと。

本来…いやいや。

これは、次に書きます。

「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の意味や違いを御紹介させていただきます。

「早急(そうきゅう)」の意味

Photo bygeralt

「早急(そうきゅう)」の意味とは

「早急(そうきゅう)」の意味は。

極めて急ぐ事、差し迫っているさまといった意味です。

正しいですよね。

ですが、実は「早急」は読み方が違うんです。

本来「早急」の読み方は、「さっきゅう」が正しい読み方です。

「早急」を「そうきゅう」と読んでも、意味は通じますよね。

これが、慣用音や慣用読みと言う読み方です。

間違って読んでいたが、多くの人が慣れてしまい読むようになった言葉なのでいつの間にか、その読み方が定着し常用化されている。

「早急(さっきゅう)」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

「早急(さっきゅう)」の意味とは

上記で説明した様に同じ意味です。

「極めて急ぐ事、差し迫っているさま」と。

しかし、内容は同様で読み方が異なる。

このような、言葉は他にも沢山あります。
「情緒」これは、「じょうちょ」ですが、本来は「じょうしょ」が正しい読み方なのです。

先ほどの内容と、少し重なってしまいますが。

これが、慣用音や慣用読みといった。

本来は違う読み方でも後に広まり読み方が変わってしまうといった意味です。

「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の違い

Photo byEliasSch

上記でも御説明しましたが。

意味は同じです。

しかし、読み方が異なりますね。

違いは、「そうきゅう」と「さっきゅう」読み方だけが違う点です。

「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」を使った例文

早急な対処をしてくれ。
かしこまりました。

あの話の進捗状況を教えてくれ。
はい。報告させていただきます。
現段階では、こちらの意向は伝え先方様の回答待ちです。
そうか、取締役会前には決が欲しい。
かしこまりました。早急に。

本日、宿泊されている808号室の◯◯様から、私宛に苦情が入った。
お部屋の担当者と客室課長フロントマネージャー。支配人は早急な対応を頼む。

今日は少し変わった授業にします。教科書はしまって良いですよ。
慣用読み。慣用音。って言葉を解りますか。
では、質問です。
「消耗」これは?なんと読みますか?
「しょうもう」。
そうですね。では、辞典で調べて下さい。
「しょうこう」とも書いてあります。
そうです。同じ漢字を別な読み方が主流になった言葉を慣用音と言います。
辞典の読みの横に【慣】と書いてありませんか?
はい。あります。
では、もうひとつ質問です。
「早急」これは?
「そうきゅう?かなあ?」
疑問を持ちましたか。
それが、学ことです。調べてみてください。
「さっきゅう」と「そうきゅう」【慣】と書いてあります。
そうですね。正しいのは「さっきゅう」です。

長くなってしまいましたが、このような使い方があります。


 

例文

  • 例文 早急な対処。
  • 例文 早急な手配

関連する記事

記事ランキング