「短気は損気」の意味とは?意味や使い方を解説!

「短気は損気」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「短気は損気」の意味や使い方、例文について解説していきます。 

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短気は損気

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「短気は損気」(たんきはそんき)

「短気は損気」とは、多くの日本人が自然と使う言葉の一つ、内容も知っている人の多い言葉ではあります。

この言葉は元々、中国からの故事とされますが、日本に定着したことわざとして広く知れ渡っている言葉となります。

言葉通りに、すぐに怒り出す人を例えて「短気は損気」と使いますが、最近は怒る前から心を落ち着かせる意味合いで、自分や相手に対して使われる事もある言葉ですね。

この記事では「短気は損気の」意味や使い方などをご紹介させていただきます。

「短気は損気」の意味とは?

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「短気は損気」の意味とは

「短気は損気(たんきはそんき)」とは短気を起こすと結局は自分が損することになるという格言です。

「損気」という言葉にたいした意味はなく、「短気」にかけた語呂合わせと言われている書物などが多い言葉です。

出典は古く、江戸時代初期に成立した俳諧集『毛吹草(けふきぐさ)』に出ている言葉です。

「短気は損気」の類語・類義語

「短気は損気」の類語・類義語には以下のようなものが良く挙げられます。

・急いては事を仕損じる
【意味】焦って物事を進めてしまっては上手くいかない事が多いので、急ぐ時ほど落ち着いて行動せよという戒めの言葉。
【例文】急いては事を仕損じる、というだろう。このプロジェクトはじっくり腰を据えてかからないと。

・急がば回れ
【意味】急いでるからといって危険な近道を使うよりは、安全策を取って遠回りした方が確実であるという意味のことわざ。
【例文】上達に近道はない。急がば回れの言葉通り、地道な基礎の反復によってのみ上達する。

・慌てる乞食は貰いが少ない
【意味】欲張って早くたくさん恵んでもらおうとする乞食は、その姿が浅ましく見えるため反感を買い、かえってもらえる施しが少なくなる、ということから転じ目先の利益だけにとらわれると、結局は損するということ。
【例文】あんまりガツガツするなよ。慌てる乞食は貰いが少ないっていうだろ。チャンスをじっくり待つのが、ギャンブルのコツだ。

「短気は損気」の使い方・例文

__keyword__を使った例文をいくつかご紹介させていただきます。

例文

  • 例文 俺、今の先生になるまで国語とかの分野苦手でさぁ。
    短気は損気だぞって淡々と説明してくれて。
    言葉の意味や由来なんかを聞いてる内に興味でだして。好きになってた。みたいな感じかなぁ。
  • 例文 毛吹草の俳諧集には「短気は損気」「鬼に金棒」などの諺が多く書されています。

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