「学問に王道なし」の意味とは?意味や使い方を解説!

「学問に王道なし」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「学問に王道なし」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

目次 [表示]

学問に王道なし

Photo byFree-Photos

学問に王道なし」ということわざは、「幾何学の父」と呼ばれた古代ギリシャ時代のユークリッドという数学者の話に由来しています。

ユークリッドがエジプト王に数学を教えていると、エジプト王は「幾何学を学ぶのに簡単な方法はないか」とユークリッドに問いました。それに対し、ユークリッドが「幾何学に王道なし」と答えました。この「幾何学に王道なし」という言葉が変化し、「学問に王道なし」ということわざが生まれたのです。

「学問に王道なし」の意味とは?

フリー写真素材ぱくたそ

「学問に王道なし」とは、「知識や知恵を簡単に手に入れることは出来ないということ」という意味のことわざです。


学問を習得するためには、基礎から一つずつ学び、努力を積み重ねなければならないという意味も持っています。

「王道」には、本来「王様にだけ許された簡単な方法」「正攻法」という意味があります。このことわざにおいては前者の意味で使用されています。「王様専用の特別な近道」「安易な方法」を表しています。

つまり、「学問に王道なし」を簡単に言い換えると、「王様にだけ許された特別な方法など学問には存在しない」となります。

よくある勉強として、テスト前の一夜漬けや、山を張って一部の知識を詰め込むことがあります。しかし、このような勉強方法では、テストが終わればすぐに忘れてしまいます。そのため、「学問をきわめる」という点では、意味がありません。

結局はそのようなことをするよりも地道に勉強するのが一番だということなのです。

「学問に王道なし」の使い方・例文

Photo bystevepb

「学問に王道なし」は基本的に、勉強に関わる分野以外では使われません。

「学問に王道なし」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文

    学問に王道なしという言葉を信じて、本番の試験に向けて地道にコツコツと頑張りましょう。
  • 例文

    一夜漬けをしたところで本当の意味での知識は身につきません。学問に王道なしということわざもあるくらいです。

関連する記事

記事ランキング