「百聞は一見に如かず」の意味とは?意味や使い方を解説!

「百聞は一見に如かず」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「百聞は一見に如かず」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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百聞は一見に如かず

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「百聞は一見に如かず」
読み方(ひゃくぶんはいっけんにしかず)

「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、いくら聞いても頭に入らないけど、見たらすぐに分かったというような状況は、誰しも経験があるのではないでしょうか。

そこで、この「百聞は一見に如かず」という言葉がどういう言葉かを意味や使い方などをご紹介させていただきます。

「百聞は一見に如かず」の意味とは?

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「百聞は一見に如かず」の意味とは

「百聞は一見に如かず」とは
「人から百回聞くよりも、一度でも自分の目で見るほうが正確に理解できる」という意味のことわざです。

中国の歴史書、『漢書』に収録される「百聞不如一見」という一文が、日本に伝わったときに「百聞は一見に如(し)かず」となりました。

「百聞は一見に如かず」の由来

中国の漢の時代は、「前漢」「漢」「後漢」の3つにわけられ、「百聞不如一見」という言葉が生まれたのは、「前漢」の頃です。異民族である「羌(きょう)」と対立していた前漢は、「趙充国(ちょうじゅうこく)」という男を将軍に抜てきし、羌をこらしめることにしました。

作戦準備のときに、前漢から派遣された偉い人は、「どれだけの兵力を用意すれば、羌を倒せるか」と趙充国に聞きました。それに対して趙充国は、「直接見てみないとわからない」と答えました。これが、「百聞不如一見」すなわち「百聞は一見にしかず」の由来です。

では、どんなときに使う言葉か?

たとえば、新車を買いたくて、雑誌やインターネットで情報を調べているお父さんがいるとしましょう。

特徴や乗り心地、価格やオプションなど、調べれば調べるほど悩んでしまいます。そんなときに、「百聞は一見に如かずだよ」と息子が言ったとします。するとお父さんは、「そうだな、よし、明日はディーラーまで直接見にいこうか」と、別方面からのアプローチを思いつくかもしれません。

情報が多すぎると、余計に悩み、ますます迷ってしまうことがあります。このような場合には「百聞は一見にしかずだよ」と言って、実際に行動に移すことを促すと効果的なことがあります。誰かが考えすぎて迷っているとき、「百聞は一見にしかずだから、まずやってみようよ」と声をかけてあげると、解決に一歩近づくかもしれません。

「百聞は一見に如かず」の使い方・例文

__keyword__を使った例文をいくつかご紹介させていただきます。

例文

  • 例文 百聞は一見に如かずの類語には「論より証拠」「案ずるより産むが易し」などがあります。
  • 例文 あまり、頭でっかちにならないで直接、聞く見るの方が良い時があるさ。百聞は一見に如かずって言うじゃん。

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