「文人墨客」の意味とは?意味や使い方を解説!

「文人墨客」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「文人墨客」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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文人墨客

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「文人墨客」とは

聞き慣れない言葉ではありますが、時々使われますね。
読み方は「ぶんじんぼっきゃく」もしくは「ぶんじんぼっかく」です。

何となく風流な印象で、なおかつ真面目なニュアンスがありそうな言葉ですね。
今回は「文人墨客」の意味や使い方をご紹介いたします。

「文人墨客」の意味とは?

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「文人墨客」の意味

「文人墨客」とは、「詩文や書画などの才能があり、優れた作品を書く風雅な人」「を表す言葉です。

「文人」という言葉は「優れた詩や文章を書く人」という意味でよく使われますね。
「墨客」は「書や絵画の才能があり、墨を使って作品を創作する人」という意味があります。

文人も墨客も、古代中国においては儒学を始め様々な知識を持ち、なおかつ優れた詩文や書画などを書く、才能あふれる人として尊敬されていました。
「風雅」を表す直接的な文字は「文人墨客」にはありませんが、文人や墨客のように才能がある人は所作も綺麗で、その姿を風雅だと感じる人は多かったのです。

「文人墨客」として挙げられるのは、例えば中国の詩人として有名な「白居易(はくきょい)」、もしくは政治家、書家である「王羲之(おうぎし)」などですね。
日本でも、夏目漱石や横山大観などは非常に優れた文人墨客と言えるでしょう。

「文人墨客」は少し古いイメージの言葉なので、現代日本における小説家やアーティストを形容するにはあまりふさわしくないかもしれません。
しかし、真摯に作品と向き合う姿はやはり風雅なものであり、生まれる作品もまた人々の心を打つものです。
いつの時代にも優れた文人墨客は存在するのです。
 

「文人墨客」の使い方・例文

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最後に「文人墨客」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 彼は真摯に作品と向き合う、まさに文人墨客と言えるような人だ。
  • 私の祖父は、晩年、文人墨客という風情だった。

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