最終更新日: 2020年2月21日

「収束」「集束」「終息」の違いとは？意味や使い方を解説！

「収束」「集束」「終息」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「収束」「集束」「終息」の違いや使い方についてご紹介します。意味の違いを理解していれば、ふとした時に周囲からの評価がぐっと上がるかも知れません。

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「収束」「集束」「終息」

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皆さん、「収束」と「集束」と「終息」の違いを知っていますか？

どれも「しゅうそく」と読みますが、それぞれ意味は違います。

正しい場面で使えるように今回は、「収束」と「集束」と「終息」の違いを紹介していきます。

「収束」の意味

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「収束」は「おさまること、またはおさまりをつけること」という意味です。

「収」にはまとまるという意味があり、「束」には一つにまとめるという意味があります。

「収束」は混乱していたり分裂していたものがある程度まとまっておさまりを見せることです。

「事件が収束に向かう」というのは終わりというわけではないけれどある一定のまとまりを見せ、終わりが見えてきたというニュアンスで使われます。

「事故による混乱が収束しました」というのも同じです。

「収束する」「収束に向かう」の他に「収束をつける」「収束を図る」などの言い回しもあります。

また、「多くの光線が一点に集中する、集まる」という意味や、数学用語では「数列がある値に限りなく近づく」という意味でも使われます。

「集束」の意味

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「集束」とは「多くの光線が一点に集中する、集まる」ことを言います。

「集」はあつまるという意味があり、「束」は一つにまとめるという意味があります。

「収束」の意味の中の一部と全く同じになります。

ただ「集束」には「おさまる」という意味はないため「収束」とイコールにはなりません。

主に科学分野で使われ、日常生活ではほとんど出てこない言葉です。

光や電子のビームを集束するレンズのことを集束レンズといいます。

分析機器に使われている集束イオンビームもその分野では有名ですが、やはり日常生活には出てこない言葉です。

「終息」の意味

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「終息」は「「ものごとが止むこと、終わること」という意味です。

「終」にはおわるという意味があり「息」は呼吸をさしています。

何かしらのものごとが完全に終わることをさします。

この「完全に」という表現がポイントです。

「収束」も似たような意味で使いますがこちらは「一旦おさまる」という意味で「完全に」は終わってないことをさします。

「新型肺炎が終息した」というのは新型肺炎の心配はなくなったという完全な終わりのことをいいます。

「収束」「集束」「終息」の違い

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「収束」と「集束」と「終息」の違いはおわかりいただけたでしょうか？

「収束」とは「おさまりがつくこと、またはおさまりをつける」「多くの光線が一点に集中する、集まる」「数列がある値に限りなく近づく」ことです。

「集束」とは「「収束」の一部の意味である「多くの光線が一点に集中する、集まる」ことです。

「終息」とは「(完全に)ものごとが止む、終わる」ことです。す。

「収束」の中に「終息」が含まれるのでややこしいですね。