「緻密」と「綿密」の違いとは?意味や使い方を解説!

「緻密」と「綿密」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「緻密」と「綿密」の違いや使い方についてご紹介します。

目次 [表示]

「緻密」と「綿密」

Photo bygeralt

私たちの生活では、時折とても細かい作業や計画を練ることが必要とされます。

そんなとき使われるのが、「緻密」や「綿密」といった言葉です。

どちらも「細かい」という印象を受けますが、言葉の意味にはちゃんと違いがあります。

意味の違いを理解し、正しく使えるようにしましょう。

「緻密」の意味

Photo byQuinceMedia

「緻密」の意味は、細かなところまで注意が行き届いていて、落ち度がないことです。

また、布や紙などのきめが細かい、という意味も持っています。

方法などに対して使用されます。
 

「綿密」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

「綿密」の意味は、詳しく細かいことです。

また、すみずみまで注意が行き届いていること、という意味も持っています。

細かさの対象が、計画や調査など、行動であることが多いです。


 

「緻密」と「綿密」の違い

Photo bygeralt

「緻密」と「綿密」は、どちらも「細かく注意が行き届いていること」という意味を持っていました。

ただ、意味は似ていても使い方は少し違っており、「計算」に対して使うとすると、

「緻密な計算」の場合には、計算の内容自体がきめ細かなものであるのに対し、

「綿密な計算」の場合には、細かく注意をしながら計算する

というような使われ方になります。

「緻密」と「綿密」を使った例文

「緻密」と「綿密」の違いについて確認しましたが、どうにも違いが難しい単語のようです。

ここで例文を使って、再度違いを確認しておきましょう。

例文

  • こちらは、職人によって緻密に織り込まれた生地で拵えられた着物です。
  • 彼はそのイベントを成功させるために、綿密に計画を練った。

関連する記事

記事ランキング