「デッサン」と「スケッチ」と「クロッキー」の違いとは?意味や使い方を解説!

「デッサン」と「スケッチ」と「クロッキー」の違いについて解説していきます。絵を描くという点は同じですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「デッサン」と「スケッチ」と「クロッキー」の違いや使い方についてご紹介します。

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「デッサン」と「スケッチ」と「クロッキー」

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デッサン」「スケッチ」「クロッキー

どれも美術の授業で聞いたことのある単語だと思います。

しかし、絵を描くという点は同じですが、それぞれの言葉の意味、違いについては、美術が好きな人でなければ分からないでしょう。

今回は、「デッサン」「スケッチ」「クロッキー」この3つのことばの意味、違い、使い方について解説していきます。

「デッサン」の意味

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「デッサン」とは、日本語に直すと素描。
意味は、ものや人物をじっくりと見て、時間をかけて立体感を陰影などをつけて、鉛筆やペン、木炭などを使って平面に描くことをいいます。
色は塗られずにモノトーンのことが多いです。
立体感や輪郭を濃淡や陰影を使って表現するのが特徴です。

「スケッチ」の意味

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「スケッチ」とは日本語では写生です。
意味は人物や風景を鉛筆などを使い簡潔に描写すること
モノトーンで描かれることが多いですが、彩色で描かれることもあるのが特徴です。
また、スケッチで描かれたものを下書きとして、そこから、水彩や油彩で描かれることもあります。

「クロッキー」の意味

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「クロッキー」とは日本語で速写といいます。

意味は、人や動物など、動きがあるものを線のみで素早く簡潔に描くこと

大まかに描くという点では「クロッキー」は「スケッチ」の一種ではありますが、短時間で描かれたものが「クロッキー」なのです。

「クロッキー」で描いたものに後から陰影をつけて「デッサン」にすることもあります。

「クロッキー」は変化するものを観察する必要があるため、「デッサン」のための訓練にもなっています。

「デッサン」と「スケッチ」と「クロッキー」の違い

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ここで「デッサン」「スケッチ」「クロッキー」の違いをまとめます。

「デッサン」
濃淡や陰影をつけて、時間をかけてものや人物を平面に立体的に描写する。
「スケッチ」 
人物や風景を簡潔に描写すること。
「クロッキー」
動きのある人や動物を素早く簡潔に線を使って描写すること。

大体このように理解していただけると良いでしょう。

「デッサン」と「スケッチ」と「クロッキー」を使った例文

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ここで、例文を使ってそれぞれの言葉の使い方を紹介します。
とはいえ、どれも行為自体は絵を描くということなので、何を描いているかによって使い分けることになるでしょう。

例文

  • 例文 タビデ像を鉛筆でデッサンする。
  • 例文 きれいな景色のスケッチに色をつける。
  • 例文 馬の走る様をクロッキーで描く。

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