「協賛」と「主催」と「協力」の違いとは?意味や使い方を解説!

「協賛」と「主催」と「協力」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「協賛」と「主催」と「協力」の違いや使い方についてご紹介します。

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「協賛」と「主催」と「協力」

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協賛」と「主催」と「協力」はビジネスの言葉として使用する場合がありますよね。

企業同士の取引の場で間違った使い方をして恥ずかしい思いをしたくないものです。

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そんなことが起こらないように、「協賛」「主催」「協力」の違いについて確認して、丁寧な資料作りをしていきましょう。

「協賛」の意味

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「協賛」には下記の2つの意味が存在します。

①催し物や事業などの計画の趣旨に賛同して、力を合わせ助けること。

②明治憲法のもとで、帝国議会が法案を有効に成立させるために天皇に対して必要な意思表示をすること。

②に関しては歴史の話をするときに使うことができます。しかし、日常生活で使うことはないです。豆知識的に覚えていてもいいかもしれません。

①の意味についてはよく使用されます。

企業が発表した企画に対して、スポンサーがついたりするときになどに協賛企業のご紹介などに使います。
忘れてはならないのが「協賛」は、資金の協力だけを限定していないということです。

誰かの企画に対して何か協力したこと自体を「協賛」と言います。

「主催」の意味

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「主催」とは会合や行事などの催し物を中心となって行う人物や団体のことを意味します。

つまり物事に対して主に動かしている人間が何なのかを示したいときに使います。

「主催者」と使うとある1人の人間に限定して使うことができます。

団体に対しては「主催団体」と使うことができます。

同音語に「主宰」があります。
中心となって物事全体を取りまとめること、という意味です。
つまり人を表すのではなく、行為そのものを表します。
入力して変換するときに間違える可能性もあるので注意が必要です。

 

「協力」の意味

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「協力」とは、ある目的を達成するために力合わせて努力すること。また、心を合わせることを意味します。

「協力して山を登る」と使うと心を合わせる意味合いで使うことができます。山を登る行為は自分でやることですが、それに対して手伝ってくれているニュアンスを含みます。

「協力して鍋をつくる」となると心だけでなく、何か手伝いをした意味合いを含みます。鍋は一人以上でつくることが可能です。ですので、手伝いを含むことができます。
 

「協賛」と「主催」と「協力」の違い

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「協賛」と「主催」と「協力」についての意味はご理解いただけましたでしょうか?
3つとも力を合わせるニュアンスを含んでいましたので、ここで違いについて明確にしていきましょう。

「協賛」→催し物に対して力を合わせようとすること。
「主催」→催し物を中心になって動かしている人や団体など。
「協力」→ある目的に対して力および心を合わせて努力すること。


3つを使い分けて知的な文章を作ってみてくださいね。

「協賛」と「主催」と「協力」を使った例文

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「協賛」と「主催」と「協力」の意味についてお分かりいただけたと思います。

それではここで例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文 企画に協賛してくれる企業を探す。
  • 例文 帝国議会が協賛した。
  • 例文 このパーティーは田中さんが主催した。
  • 例文 壁を乗り越えるために協力する。

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