「憎まれっ子世に憚る」の意味とは?意味や使い方を解説!

「憎まれっ子世に憚る」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「憎まれっ子世に憚る」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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憎まれっ子世に憚る

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憎まれっ子世に憚る」を英語表現すると、以下のようになります。
 

  • Ill weeds grow apace.(雑草はすぐに成長する)
  • An ill stake standeth longest.(悪い杭に限って最後まで立っている)
  • The devil’s children have the devil’s luck.(悪魔の子は悪運が強い)

「憎まれっ子世に憚る」の意味とは?

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「憎まれっ子世に憚る」とは、「嫌われ者が幅を効かける」という意味のことわざです。
 

江戸いろはかるたの読み札としても有名な「憎まれっ子世に憚る(にくまれっこ、よに はばかる)」は、「人に憎まれるほどの者は世渡り上手で、強か(したたか)なので影響力をもつ」「嫌われ者ほど悠々と生きている」「ワンパクな子どもは大人になって出世する」というときにも使われることわざです。
「世間を渡るには厚かましいぐらいが丁度いい」「世の中は理不尽だ」といったニュアンスを含んでいます。「憎まれ子世に出ずる」などいくつかのバリエーションもあります。


 

「憎まれっ子世に憚る」の使い方・例文

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「憎まれっ子世に憚る」は、肯定的にも否定的にも捉えた用例がありますが、もう一つの使い方として、謙遜をあげることができます。

自分の昇進・出世などを評価する言葉がかけられた場合、その返答に「憎まれっ子世に憚る」を使います。

「憎まれっ子世に憚る」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    生意気で嫌われ者だった彼が大出世しただなんて、まさに憎まれっ子世に憚るってやつですね。
  • 例文
    憎まれっ子世に憚ると言うように、汚い手を使ってライバルを蹴落とすぐらいしないと出世は無理のようです。

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