「知らぬが仏」の意味とは?意味や使い方を解説!

「知らぬが仏」ということわざの意味を解説していきます。覚えておくと便利なことわざです。今回は「知らぬが仏」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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知らぬが仏

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「知らぬが仏」とは

最近はあまり使われなくなっている印象ですが、学校では必ず習いますので誰もが知っている言葉だと思います。

しかしよく考えるとなぜ「仏」という言葉が入っているのか気になりますね。

今回は「知らぬが仏」の意味や使い方を詳しくご紹介いたします。

「知らぬが仏」の意味とは?

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「知らぬが仏」の意味

「知らぬが仏」は、「不快な事実であっても知らなければ平静な心でいられるものだ」という意味の言葉です。

主に、本人の知らないところで周りが噂をする時に使われる表現です。

ただ実際のところ、何かしらの事実が本人にとって本当に不快であるかどうかはわかりません。
もし本人が知れば不快になるだろうという予測の上に成り立つ言葉であると言えます。

「知らぬが仏」の由来は、「江戸いろはかるた」だと言われています。
いろはかるたに入る前はどのように存在した言葉なのかはわかっていませんが、少なくとも江戸時代には一般庶民の間で使われていた言葉だと言えますね。

「仏」は穏やかな顔の代名詞のようなものですから、平常心を「仏」に例えてかるたに入れたのだと思われます。

ちなみに「知らぬが仏」は「「知らぬが仏、知るが煩悩」というように使われることもあります。
煩悩とは心が平静でない状態ですから、もし知ってしまったらどうなるかを追記した表現です。

「知らぬが仏」の対義語としては、「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」が挙げられます。
こちらは「どのようなことでも知っておいたほうが良い」という意味の言葉ですので、「知らぬが仏」とは真逆の意味となります。
 

「知らぬが仏」の使い方・例文

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「知らぬが仏」を使った例文をご紹介いたします。

知る前、知ってしまった後、両方の表現を揃えました。

例文

  • 彼女が浮気をしていることは友人には黙っておこう。
    知らぬが仏と言うしね。
  • わざわざ言わなくても、黙っていてほしかった。
    一生知らなければ、知らぬが仏でいられたのに。

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