「霧」と「靄」の違いとは?意味や使い方を解説!

「霧」と「靄」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「霧」と「靄」の違いや使い方についてご紹介します。

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「霧」と「靄」

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「霧」(きり)と「靄」(もや)

季節の言葉(季語)として使用されるのを見たことがある人が多いかと。

大気中の水蒸気の量により呼び方が違っているんです。

一つ一つをご説明させていただきます。

「霧」の意味

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「霧」の意味とは?

霧とは、大気中の水蒸気が小さな粒状になり空気中に浮遊し視界を悪くする現象を気象用語とし使用してます。

正確な霧の気象用語の定義としては、視程が1㎞未満の時。

季語としては、秋の季語になります。

天気の注意報として濃霧注意報等がありますが、地上で視程100m以下 海上で視程500m以下の場合に使用します。


 

「靄」の意味

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「靄」(もや)の意味とは?

靄(もや)とは、大気中の水蒸気が小さな粒状になり空気中に浮遊し視界を悪くする現象を気象用語とし使用してます。

靄の気象用語の定義としては、微小な水滴や湿った微粒子で湿度50パーセント以上の視程1㎞以上10㎞未満の時。

季語としては、単独で靄は使用される事はないです。

早朝の気温変化によって起こる朝靄(あさもや)などは良く聞きますかね。

 

「霧」と「靄」の違い

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「霧」と「靄」の違い。

霧も靄も起こる条件に少しの違いと思ってしまいます。

視程〇㎞と言われても、正直どのくらい?と思われますね。

視程が狭いほど、状態としては水蒸気の空気中の量が多いので霧が濃く靄は薄いと説明できます。

霧は空気が冷やされたことにより大気中の水分が飽和状態になっていると言えます。地上で発生したのが霧、空で発生したのが雲と原理的にはなります。

一方

靄は空気中の水蒸気が凝結して細かな水滴となり空中に浮遊し視界が悪くなる状態を言います。




※飽和状態=それ以上増える事は無い状態
 

「霧」と「靄」を使った例文

例文

  • 例文 今日は霧が濃いね。注意報も出てたよ。
  • 例文 朝寒かったから、靄がかかってる。

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