「才気煥発」の意味とは?意味や使い方を解説!

「才気煥発」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「才気煥発」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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才気煥発

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「才気煥発」
読み方(さいきかんぱつ)

漢字を分けてみてみましょう。

「才気」は「才知のはたらき」「頭のはたらきが輝き現れること」を意味します。より具体的に言えば、「ものごとをすばやく理解し、適切な判断のもとに対応できる能力」ということになります。

「煥発」
読み方(かんぱつ)

「煥発」の「煥」は、火の光が四方に広がるさまを表した漢字で、「明らかなさま」を意味します。

「発」は「はなつ」「発する」「飛ばす」という意味なので、「煥発」は「明らかに輝き出るさま」を意味します。暗闇の中で火が明々と輝くさまなどを想像すると良いでしょう。

この記事では「才気煥発」の意味や使い方などをご紹介させていただきます。

「才気煥発」の意味とは?

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「才気煥発」の意味とは

上記の字義より「才気煥発」は
「優れた才能のはたらきが輝き現れること、またそのさま」を意味します。

類語としては「俊才(俊英)」「利口」「気が利く」「頭脳明晰」「少壮有為」などが挙げられます。

同じく「才気」という言葉を使用した例である「才気走る」「才気溢れる」も同じ意味ですが、「才気煥発」というとその人の才能が遺憾なく発揮され、自然と輝きあらわれているというニュアンスがあるように思えます。

才能が明確にあらわれている、という意味では「能ある鷹は爪を隠す」とは逆の意味になります。

間違いやすい要素については

「才気煥発」という言葉を使う際に間違いやすいと思われる点をいくつか指摘しておきましょう。

「才気煥発」の読みについて

「才気煥発」は「さいきかんぱつ」と読みます。

「さいきかっぱつ」や「さいきかったつ」と読むのは誤りです。「才気活発」や「才気闊達」という言葉はありません。

「活発」や「闊達」と語感がよく似ている上に、「煥発」という言葉の使用頻度が少ないせいもあって、ごっちゃになりやすいものと考えられますので、注意が必要です。

「才器」

「才器(さいき)」は「才知と器量」のことで、「才気煥発」の「才気」とは違います。とは言えほとんど同じような意味ですから、明治時代あたりなら「才器」煥発という用例もありそうなものですが、現在は慣用的にそういう使い方はしていません。

必要であれば「才気煥発の人」に「器(器量)」はいらない、と覚えておくと良いでしょう。

「渙発」

「渙」は水が四方に溢れ出ること。転じて「渙発」は「詔勅(天皇の意思を表示する文書)をあまねく全国に行き渡らせること」を意味します。

偏が「火」から「氵(水)」に変わるだけで、随分意味が変わりますね。無論「才気渙発」としたのでは誤りです。

「才気煥発」の使い方・例文

__keyword__を使った例文をいくつかご紹介させていただきます。

例文

  • 例文 突然、才気煥発した我が息子には驚いた。
  • 例文 若い時から彼等は、才気煥発集団と地元では有名だ。

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