「自暴自棄」の意味とは?意味や使い方を解説!

「自暴自棄」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「自暴自棄」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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自暴自棄

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「自暴自棄」とは

「じぼうじき」と読みます。
おそらくほとんどの方が一度は使ったことのある言葉ではないでしょうか。
しかし、意味をしっていても由来などはご存じないかもしれません。

今回は「自暴自棄」の意味や由来、使い方などを詳しくご紹介いたします。

「自暴自棄」の意味とは?

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「自暴自棄」の意味

「自暴自棄」とは「思い通りにならないために、なげやりになること」「どうでもいいと投げ出すこと」というような意味の言葉です。

「自」とは「自分」の事です。
「暴」とは何かを害するという意味、「棄」は捨てる、放り出すというような意味の漢字です。
つまり「自暴自棄」は自分を害し、自分を捨てる、放り出すということになり、そこから「なげやり」「どうでもいい」という意味になりました。
他にも「やけになる」という意味も持っており、「やけになる」は「自棄になる」とも表記します。

「自暴自棄」の語源は、中国の思想家である「孟子」の「離婁(りろう)」という書籍が由来だとされています。
「自ら暴う者はともに言ること有るべからず。自ら棄つる者はともに成すこと有るべからず。」という言葉があるのですが、これは「自分の価値を損なうと一緒に語ることができず、自分を投げ出す人と価値のある行動はできない」という意味です。
この文章の漢字を抜き出して「自暴自棄」という言葉になったとされています。

「自暴自棄」の類語としては、「捨て鉢になる」「ヒステリーを起こす」というような言葉が挙げられます。
いずれも「なげやりになる」状態として共通しています。

「自暴自棄」の使い方・例文

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「自暴自棄」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 何度挑戦してもうまくいかないので、自暴自棄になりかけている。
  • 自暴自棄になりそうな時に自分をどう律していけるか。そこに人間性が出る。

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