「後生大事」の意味とは?意味や使い方を解説!

「後生大事」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「後生大事」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

目次 [表示]

後生大事

Photo byjohnhain

「後生大事」
読み方「ごしょうだいじ」

この四字熟語は「後生」と「大事」、二つの言葉に分けられます。

「後生」について

「後生」とは、死後の安楽や来世のことです。また、誰かに頼みごとをするときに使われます。頼みごとをするときに使う場合は、「一生のお願い」のようなニュアンスを含みます。

「大事」について

「後生大事」においての「大事」とは、何かを大切にすることを表します。

この記事では「後生大事」の意味や使い方などをご紹介させていただきます。

「後生大事」の意味とは?

Photo by4144132

「後生大事」の意味とは

二つの言葉の組み合わさった「後生大事」には、二つの意味があります。

一つ目は
死んだあとや来世での安楽を願い、ひたすら仏道に励むことです。
死んだあとや来世の安楽とは、「天国にいく」だとか、「幸福な境遇に生まれ変わる」だとかのニュアンスです。

そして二つ目の意味は
何かをとても大切にすることです。
一般的に「後生大事」と言えば、こちらを示すことが多いでしょう。

「後生」を含む言葉に、「後生一生」という四字熟語があります。「後生一生」とは、一生に一度のことです。なので紛らわしいですが、「後生大事」における「後生」とは、「後生一生」も含んでいるのではないか、と考えられています。

よって「後生大事」の二つ目の意味には、「一生に一度のものだと思い、大切にする」というようなニュアンスが含まれます。ちなみにこれは「後生」が「一生のお願い」のようなニュアンスを含むことにも繋がります。

「後生大事」を含むことわざに、「後生大事や金欲しや死んでも命のあるように」というものがあります。

死後の安楽や来世での安楽を願いながらも、現世でのお金も欲しい、という意味のことわざで、この場合の「後生大事」は、仏教用語としての意味を示しています。

仏教用語で、信じつつ、俗に塗れていることを表しており、引いては色々なものを欲しがる、人間の強欲さをも表しています。

「後生大事」と似た意味を持つ言葉

「後生大事」と似た意味を持つ言葉には、「懇切丁寧」、「一刻千金」などがあります。

「懇切丁寧」について

「懇切丁寧」とは「こんせつていねい」と読み、細かいところまで気配りが行き届き、親切で手厚いことを意味します。また「丁寧懇切」とも書きますが、意味は同じです。

この言葉は「後生大事」と比べて、他人への丁寧な扱いや、接し方に重きが置かれています。なので「懇切丁寧な態度」や、「懇切丁寧な説明」というように使われます。

「一刻千金」について

「一刻千金」は「いっこくせんきん」と読み、僅かな時間であっても、千金に値するくらい貴重なことを意味します。

この言葉は、楽しい時間が一瞬で過ぎることを惜しんで使われます。また、時間の浪費への戒めが込められています。

何に価値を見出すかは人それぞれですが、時間は等しく流れるので、誰にとっても非常に大切なものだと言えるでしょう。

「後生大事」の使い方・例文

__keyword__を使った例文をいくつかご紹介させていただきます。

例文

  • 例文 後生大事の類語には「大切に」「大事に」などがあります。
  • 例文 意味が無いものでも後生大事に持っている。

関連する記事

記事ランキング