「初鰹」と「戻り鰹」の違いとは?意味や使い方を解説!

「初鰹」と「戻り鰹」の違いについて解説していきます。私たちに馴染みの深いカツオですが、「初鰹」と「戻り鰹」で違いがあります。違いを理解しておけば、カツオをより美味しくいただくことができます。今回は「初鰹」と「戻り鰹」の違いや使い方についてご紹介します。

目次 [表示]

「初鰹」と「戻り鰹」

Photo by slash__

カツオといえばよく食卓にも並ぶ他、鰹節にも使われてる私たちに非常に身近な魚ですね。

そんなカツオですが、「初鰹」と「戻り鰹」の2つの呼び方があるのはご存知ですか?

どちらも同じカツオですが、それぞれ違った特徴があり、人によって好みが分かれるほどです。

今回は「初鰹」と「戻り鰹」の意味の違いについて解説します。

「初鰹」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

カツオは回遊魚です。春先から夏にかけて亜熱帯のあたりから日本列島を北上し、黒潮と親潮がぶつかる東北の三陸沖まで行きます。秋になり親潮の勢いが強くなると南下して亜熱帯のあたりまで戻っていきます。

「初鰹」とは、春先から夏にかけて北上しているカツオのことで、その年に初めて水揚げされたカツオのため「初鰹」と呼ばれるのです。 

カツオは2月頃に九州のあたりから北上を始め、「初鰹」のピークは3〜5月頃と言われています。

脂が少なく、さっぱりとした味が特徴です。

「戻り鰹」の意味

Photo by nakashi

東北まで北上したカツオは、9月頃からなると南下してきます。
「戻り鰹」とは、この南下してきているカツオのことをいいます。
特に9月頃に三陸沖で水揚げされるものが有名です。
エサをたっぷり食べて脂がのっているのが特徴です。

「初鰹」と「戻り鰹」の違い

出典: http://www.miegyoren.or.jp/fisheries-in-mie/uopedia/katsuo/

ここで「初鰹」と「戻り鰹」の違いについてまとめます。

初鰹  春先に北上しているカツオ
    その年に初めて水揚げされたカツオ
    さっぱりした味が特徴

戻り鰹 秋に南下してきているカツオ
    脂が多いのが特徴

「初鰹」と「戻り鰹」を使った例文

Photo by taiyofj

最後に「初鰹」と「戻り鰹」を使った例文を紹介します。

例文

  • 例文 目には青葉、山ほととぎす、初鰹。
  • 例文 初鰹よりも戻り鰹の方が好きです。

関連する記事

記事ランキング