「以降」と「以後」の違いとは?意味や使い方を解説!

「以降」と「以後」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「以降」と「以後」の違いや使い方についてご紹介します。

目次 [表示]

「以降」と「以後」

Photo bygeralt

以降」は、「ある時点」に重点を置いた言葉です。つまり、「ある時点から先」という意味になります。

以後」は、「ある時点」はあまり重視しません。「ある時から先」の方に重点を置いています。

「以」という漢字ですが、元々は「用いる」という意味で使われる言葉であり、「~をもって」や「~より」といった意味があります。

「以降」の意味

Photo bynastya_gepp

「以降」とは、
①あるときから、のち
②それよりも後

という意味があります。

対義語として「以前」があてはまります。

「以降」の方が「その日やその時間からずっと」といった使い方をされています。つまり、長い期間を表現する時に使われます。
例えば、「明治時代以降」といった使い方をします。

「以後」の意味

Photo bysharonang

「以後」とは、
①これから先
②今からのち
③今後
④その時よりのち
⑤その後
という意味があります。

こちらの対義語も「以前」があてはまります。

「以後」については、その日やその時間を起点として「以後、気をつけます」などの言葉があります。つまり、その日からすぐであったり、「以降」よりも短い期間を表現する時に使います。

「以降」と「以後」の違い

Photo byrawpixel

「以降」は「ある時点」に重点を置きます。

「以後」は「ある時点より先」に重点が置かれます。


このように、いつの時点を重点に置くかで使い方が分かれます。

注意としては、「以降」も「以後」も当日は含まれます。

しかし、実は「以降」と「以後」については明確な使い方や意味の違いはありません。

 

「以降」と「以後」を使った例文

Photo byFree-Photos

「以降」と「以後」の言葉の意味と違いがそれぞれ分かりましたね。では次は、例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文 明日以降であれば、お時間が取れます。
  • 例文 同じ間違いが起こらないよう、以後気をつけてください。

関連する記事

記事ランキング