「作る」と「造る」と「創る」の違いとは?意味や使い方を解説!

「作る」と「造る」と「創る」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「作る」と「造る」と「創る」の違いや使い方についてご紹介します。

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「作る」と「造る」と「創る」

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「つくる」って色んな漢字があって難しいですよね。


「お菓子をつくる」
「雑誌をつくる」

「つくる」ってひらがなでも簡単に書けてしまうので、そういえば漢字で書くとどれだっけ?となりますよね。


そして漢字の意味によって使い分けなくてはいけないので混乱しがちです。

そこで今回は「作る」「造る」「創る」の意味について見ていきましょう。

「作る」の意味

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「作る」は人が手を加えることによって、もともとの物とは違ったものに仕上げることを意味します。

つまり、手作りで「つくる」物に対して「作る」を使います。

手作りのものを指すので、比較的小さい物が対象になります。


何か機械などを使わずに手作りで作ったものを意味するときに対して使うと覚えるといいですよ。
 

「造る」の意味

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「造る」は人が手を加えて、元の物とは違った物を作り上げることを意味します。

「作る」と意味として大差ありません。

ですが、「造る」は「作る」よりも大きな物を対象に用いります。

手作りで作った作品に対してではなく、大きな造形物に対して使うということです。


橋や船などは造るときには機械を使ったりしますよね。


「造る」は機械などを使って造るときに用いると覚えるといいですよ。

「創る」の意味

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「創る」は、人が手を加えることによって新しく生み出すものを意味しています。

作品を創作することです。

手作りではないかと思うかもしれません。
「ケーキを作る」
「雑誌を創る」
ケーキは元々レシピがあります。
ですが、雑誌はレシピが元々あるわけではない。
頭の中で考えて新しく創作するというところに違いがあります。


思想や芸術など、有形無形を関係なく、頭で考えて生み出した過程を意味と言うことです。

ゼロから出来上がったものに対して使うと覚えるといいですよ。

「作る」と「造る」と「創る」の違い

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意味としては同じですが、使う対象によって違いがあると分かったのではないでしょうか。

「作る」→手作りの物に対して
「造る」→手作りではない大きい物に対して
「創る」→新たに創作した物に対して


という風に使い分けるといいですね。

すべての「つくる」は何か別の物にするという意味としては同じです。
しかし、しっかり対象を見極めることで正しい漢字で表現することが可能です。

「作る」と「造る」と「創る」を使った例文

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ここまで「作る」「造る」「創る」の違いについて解説してきました。

それでは最後に例文を見てみましょう。

例文

  • 例文 私は彼のためにケーキを作った。
  • 例文 父がこの大きな橋を造った。
  • 例文 彼女がこの芸術作品を創る予定だ。

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