「共同」と「協同」と「協働」の違いとは?意味や使い方を解説!

「共同」と「協同」と「協働」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「共同」と「協同」と「協働」の違いや使い方についてご紹介します。

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「共同」と「協同」と「協働」

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共同」とは、同じ立場や同じ資格を持っている対等な人同士が、何かに取り組んだり、誰もが平等に利用できたりすることを表した言葉になります。

協同」は、それぞれの役割分担がおおよそ決まっています。同じ目的や利益のために取り組むという意味合いの強い言葉です。

協働」はそれぞれの得意分野を活かしながら、一致団結をし、力を合わせて物事を行うことを指します。

「共同」の意味

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「共同」とは、①複数人や団体などが同じ目的のために一緒に行動をしたりすること②複数人の人が同じ条件や資格で関わりを持つこと、の二つの意味があります。

①つめの意味を持つ言葉として、「共同経営」などがあります。同じ目的のために、複数人が力を合わせて事業を行うという意味ですね。

②つめの意味を持つ言葉として、「共同トイレ」「共同墓地」などがあります。複数人が同じ条件で使用することができるという意味になります。

「共同」とは、同じ立場や同じ資格を持っている対等な人同士が、何かに取り組んだり、誰もが平等に利用できたりすることを表した言葉になります。

「協同」の意味

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「協同」とは、複数の人または団体が、力を合わせて物事を行うことを意味します。

「協同」は、「互いに協力し合う」という精神的なニュアンスを強調するときに用いられます。

たとえば、「協同組合」という言葉は、組合員や消費者が事業や生活の改善を図るために、皆が確固たる意志を持って、支え合い、助け合って運営することを目的とした団体のことです。

「協同」は、それぞれの役割分担がおおよそ決まっています。同じ目的や利益のために取り組むという意味合いの強い言葉です。

「協働」の意味

 「協働」とは、同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くことを意味します。

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「共同」と「協同」と「協働」の違い

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ここまで「共同」と「協同」と「協働」の意味や違いついてお話してきました。ここでそれぞれの言葉の違いについてまとめていきます。

 

「共同」→ 同じ立場・資格に立つ、対等な人同士が何かに取り組んだり、誰もが平等に利用できたりすること

「協同」→ 複数の人または団体が、力を合わせて物事を行うこと

「協働」→ 同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くこと

 

これらの言葉に共通することとして、「力を合わせて事を行う」という意味があります。

しかし、「共同」は「同じ立場や条件で事を行う」という意味合いが強い言葉です。

「協同」は、「お互いの力を合わせる」というニュアンスが強い言葉です。

また、「協同」は役割分担が事前に決まっているときに使われるのに対し、「協働」はそれぞれの得意分野を活かしながら取り組むときに使われます。

 

「共同」と「協同」と「協働」を使った例文

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「共同」と「協同」と「協働」を使った例文をそれぞれ見ていきましょう。

例文

  • 例文 彼が僕の共同経営者です。
  • 例文 産業協同の形を取りたいと思います。
  • 例文 今回の協働事業の成功を祈ります。

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