「前人未到」「前人未踏」の違いとは?意味や使い方を解説!

「前人未到」「前人未踏」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「前人未到」「前人未踏」の違いや使い方についてご紹介します。意味の違いを理解していれば、ふとした時に周囲からの評価がぐっと上がるかも知れません。

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「前人未到」「前人未踏」

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「前人未到」と「前人未踏」

どちらも言葉としては知っている人がほとんどだと思いますが、漢字に違いがあることは今言われて初めて気付いたという人も多いのではないでしょうか。

「前人未到」「前人未踏」、両方の意味を解説しながら、使い方の違いをご紹介します。

「前人未到」の意味

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「前人未到」の意味とは

前人未到は、「今までに誰も足を踏み入れていない偉業を達成した」もしくは「今までに誰もその境地まで達していない」というような意味で使われます。

これはほとんどの方がご存知かもしれません。
 

「前人未踏」の意味

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「前人未踏」の意味とは

前人未踏は「未到」のほうとは若干成り立ちが違います。

実は元々前人未踏という言葉はありません。
「ぜんじんみとう」と発音する言葉は「前人未到」が本来の正解です。

しかし「人跡未踏」という言葉があり、これが「前人未到」と混ざって「前人未踏」という言葉が生まれたと言われています。

意味としては「前人未到」と同じく「今までに誰も足を踏み入れていない偉業を達成した」もしくは「今までに誰もその境地まで達していない」となります。

「前人未到」「前人未踏」の違い

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「前人未到」「前人未踏」の違いとは

「前人未到」と「前人未踏」意味はどちらも同じです。

ただ漢字の意味が若干違いますので、場面によって使い分けると良いでしょう。
例えば人が踏み入ったことのない場所に入った場合には「前人未踏」、誰も到達したことのない境地に入った時には「前人未到」とすると、それぞれの意味が伝わりやすいかと思います。

「前人未到」「前人未踏」を使った例文

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「前人未到」と「前人未踏」を使った例文をご紹介します。

例文

  • 3日間寝ずに過ごすというのは前人未到の領域だ。
    これからどうなるかわからない。
  • 南極は長いこと前人未踏の場所だったが、今では色々な人が入ることができる。

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