「普通預金」と「当座預金」の違いとは?意味や使い方を解説!

「普通預金」と「当座預金」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「普通預金」と「当座預金」の違いや使い方についてご紹介します。理解をすると簡単なので、この機会にぜひマスターしましょう。

目次 [表示]

普通預金当座預金という言葉は、銀行に勤めていたり、経理関連の仕事をしていたりしない限り、あまり聞き慣れないですよね。


普通預金も当座預金も、預金の一種です。
しかし、それぞれの意味や口座の使い方には、大きな違いがあります。

ぜひこの記事を参考にして、普通預金と当座預金の違いについて理解しましょう。

 

「普通預金」の意味

Photo by megawatts86


普通預金は、広く一般的に使われる預金で多くの方お持ちの口座です。
預け入れや引出し、引き落としといった、お金の出し入れが自由であることが大きな特徴です。

大抵の取引がATMで操作可能です。
預金額に対して利息が付き、預金に限度額はありません。


また、金融機関には預金者を保護するためのペイオフという制度があり、金融機関が万が一破綻してしまった場合、預金者に対して保険金が支払われるようになっています。
普通預金口座の場合、その保障限度額は1,000万円です。

 

「当座預金」の意味

Photo byrawpixel



当座預金とは、主に小切手や手形の振り出しや受け取りに利用される、決済用預金です。
企業や個人事業主による商用利用がほとんどです。

企業のお金なので、利息がつきません。
当座貸越契約という契約をすれば、預金が一時的にマイナスになっていても、企業の信用度に応じて銀行と取引を続けることができます。

また、預金額全額がペイオフの対象です。



金融機関での当座預金の取り扱いは、普通預金とは違うので注意が必要です。

当座預金の入金や出金には、当座預金入金帳が必要です。

銀行ATMでは現金での入金のみ受け付けており、その他の小切手や手形などの入金や全ての出金は、銀行窓口でのみ可能です。


そして、当座預金口座を使う上で最も注意しなければいけないのは、不渡りです。
お金を払う約束をしていたにも関わらず、期日までに払えないことを不渡りと言います。
半年以内に不渡りを2回出すと、会社としての信用がなくなる上、どの金融機関とも取引できなくなるので、事実上の倒産を強いられます。


 

「普通預金」と「当座預金」の違い

Photo byrawpixel

次のページ

「普通預金」と「当座預金」を使った例文

関連する記事

記事ランキング