「個所」と「箇所」の違いとは?意味や使い方を解説!

「個所」と「箇所」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「個所」と「箇所」の違いや使い方についてご紹介します。意味の違いを理解していれば、ふとした時に周囲からの評価がぐっと上がるかも知れません。

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「個所」と「箇所」

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「個所」と「箇所」について

どちらも「かしょ」と発音することは変わりませんが、漢字が違います。
それぞれどのように使い分けるべきなのか、詳しくご存知ない方も多いのではないでしょうか。

「個所」と「箇所」の意味を把握しながら、どう違うのかを知っていきましょう。

「個所」の意味

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「個所」の意味とは

「個所」は助数詞に分類される言葉です。
一個所、二個所、というように数える時に用いられます。

また何らかの物事の中から特定(限定)のもの、特に問題点を指す時にも「個所」が使われます。

「箇所」の意味

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「箇所」の意味とは

「箇所」も助数詞としての性質を持っています。
個所と同じように一箇所、二箇所、と数える時に使います。

また場所や物を限定して、その中から問題点を指し示す時にも使います。

つまり「個所」と「箇所」はほとんど同じ使い方をする言葉となります。

「個所」と「箇所」の違い

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「個所」と「箇所」の違い

「個所」も「箇所」も意味がほとんど同じではありますが、実は使用する媒体や場面によって違いがあります。

「箇所」は主に公用の文書に使われます。
重要な文書などで助数詞を用いる場合はこちらの漢字が使われます。

「個所」は主にマスコミが使う漢字です。
ただし同じマスコミでも公共性の高いNHKでは「箇所」のほうを使っています。

こうなった理由としては、常用漢字表に「箇所」が掲載されていることが原因と言われています。
しかし「個所」でも意味は通じますし、こちらのほうが漢字として馴染みがあります。

「個所」と「箇所」は場面に応じて使い分けると良いでしょう。

「個所」と「箇所」を使った例文

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「個所」「箇所」、それぞれを使った例文をご紹介します。

例文

  • ここの周辺では危険個所はどれくらいありますか?
  • この政策におけるどの部分が問題の箇所なのかを詳しく説明します。

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