「素養」と「資質」の違いとは?意味や使い方を解説!

「素養」と「資質」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「素養」と「資質」の違いや使い方についてご紹介します。

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「素養」と「資質」

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素養」の表現は「後天的に学習・努力をして身につけた知識・教養」に意味の重点があります。

資質」の表現は「(後天的に努力しなくても)生まれながらに備わっている才能・適性・性質」に意味の重点があります。
 

「素養」の意味

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「素養」とは、「平素から学習したり修養したりして覚えたこと、身につけたこと」を意味しています。

つまり、「素養」というのは、「日常的な学習・教育・努力によって身につけた知識や技芸」のことを意味しています。
 

「資質」の意味

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「資質」とは、「その人に生まれつき備わっている性質・才能・適性」のことを意味しています。

つまり、「資質」というのは、「その人が先天的(生得的)に持っている能力・体格・性質・才能・天性」を意味しているのです。
 

「素養」と「資質」の違い

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素養」とは、「後天的に学習したり努力(修養)したりして身につけた知識・教養・技芸・振る舞い」を意味しています。

「資質」とは、「先天的に備わっている才能・性質・適性」のことを意味しています。


これが「素養」と「資質」の意味の違いになります。

「素養」というのは「後天的に身につけた能力・適性」であり、「資質」というのは「先天的に持っている能力・適性」であるという明らかな違いがあるのです。

「素養」と「資質」を使った例文

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「素養」と「資質」の意味と違いがわかった所で、それぞれの例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    卓越した哲学的素養があっても、現代では哲学の知識や発想だけで生計を立てることは困難です。
  • 例文
    彼女には芸術家としての資質がある。

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