「硬水」と「軟水」の違いとは?意味や使い方を解説!

「硬水」と「軟水」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「硬水」と「軟水」の違いや使い方についてご紹介します。

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「硬水」と「軟水」

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ミネラルウォーターを購入すると、「硬水」「軟水」と書かれていることがあります。

なおかつ、「あの料理は軟水を使った方が美味しくなる」「美容には硬水がいいんだって」など私たちの生活でも、「硬水」「軟水」の使い分けが広まってきています。

今回は「硬水」「軟水」の違いについて説明いたしましょう。

「硬水」の意味

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水の硬度は、1リットル中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量によって算出されます。

硬度の計算方法については、世界の国によっていろいろありますが、日本ではアメリカ硬度を使っています。

日本では、アメリカ硬度を使って計算された硬度の数値が100よりも大きい水を「硬水」としています。


日本にはあまり硬水はなく、北欧などヨーロッパの地域は硬水が主です。

くせが強いため、飲みつけていない日本人には、飲みづらく感じることが多いですし、ミネラルが豊富なので、胃腸が弱っているときには、飲むことでより辛くなることがあります。
 

「軟水」の意味

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「軟水」は、アメリカ硬度を使った計算された硬度の数値が100以下の水です。

日本ではほとんどの地域の水が軟水です。


漢字の通り、飲みやすく、飲料水として向いています。

飲みやすさの秘密はミネラルが少ないということにあり、赤ちゃんや小さい子どもにも安心して飲ませることができるという利点があります。

和食に欠かせない出汁をとるのにも、旨味を逃さない軟水が良いとされています。

「硬水」と「軟水」の違い

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「硬水」と「軟水」の違いは、1リットル中に含まれるカルシウムとマグネシウム量の差でした。

「硬水」は、「ミネラルが多く、飲みにくい」、「軟水」は、「ミネラルが少なく、飲みやすい」という特徴もありましたね。

「硬水」と「軟水」を使った例文

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では、「硬水」と「軟水」の違いを、例文を使って確認していきましょう。

「硬水」と「軟水」の違いがわかると、生活の場で使いわけができますね。

例文

  • ヨーロッパ地域で多く採取される「硬水」は、肉を柔らかくするので煮込み料理に向いている。
  • 日本で多く採取される「軟水」は、炊飯や出汁を取るときなど和食には欠かせない水だ。

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