「曲学阿世」の意味とは?意味や使い方を解説!

「曲学阿世」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「曲学阿世」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

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曲学阿世

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「曲学阿世」とは

読み方は「きょくがくあせい」です。
日常的にはほとんど使われることがありませんので、人によっては一度も聞いたことが無いと思う方もおられるのではないでしょうか。
NHKのドキュメンタリー番組など真面目なシーンで時々耳にすることはありますが、それでもメジャーな言葉だとは言えないでしょう。

今回は「曲学阿世」の意味や使い方をご紹介いたしますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

「曲学阿世」の意味とは?

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「曲学阿世」の意味

「曲学阿世」とは「真実を曲げることで、世間や権利者から気に入られようとすること。またその言動や様子」を表す言葉です。
権利や世間など長いものに巻かれようとする時には、真実を偽らなければ相手の機嫌を損ねてしまうことがありますよね。
本人の意思に沿うかどうかは別にして、こうした行為をする時に「阿世曲学」と表現します。
「阿世曲学」と表記されることもあります。

「曲学」とは「学問を曲げること」、「阿世」は「世の中に気に入られようとすること」という意味の言葉です。
学問の多くは「真実」を表すものですから、「曲学」は「真実を曲げること」と解釈されます。

「阿世曲学」は古代中国の「史記」が由来の言葉です。
ねたみにより中傷を受け役人としての登用が叶わなかった人が、後に「学問を曲げて世の中に阿る(おもねる)ことのないように」と発言したことが語源となり、「曲学阿世」という言葉になって現代まで伝わっています。

「曲学阿世」の使い方・例文

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「曲学阿世」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • やりたいことをやる時には、権利者に気に入られなければならないこともある。
    曲学阿世もやむを得ない。
  • 曲学阿世をする人には良い印象はないが、世渡りのためにそれが必要になることもあるのだろう。

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