「降りる」と「下りる」の違いとは?意味や使い方を解説!

「降りる」と「下りる」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「降りる」と「下りる」について、意味の違いや使い方をご紹介します。

目次 [表示]

「降りる」と「下りる」

Photo byTama66

降りる」と「下りる」は、どちらも「おりる」という同じ読み方を持っています。
しかし、どちらを使うべきか、あなたは瞬時に判断できますか。


今回は、「降りる」と「下りる」の意味の違いについて詳しくご紹介します。
使い方も併せてお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。

「降りる」の意味

Photo by iyoupapa

「降りる」をどんな時に使いますか。


乗り物を「降りる」ときや、職業や資格を「降りる」ときなどが一般的です。


「降りる」は、モノが離れていく、外れるというイメージの時に使われます。


「降」を使った熟語には、「降参」や「降格」、「降臨」などがありますね。
どれも、退いたり舞い降りたりという意味合いがあり、物理的な上下移動は意味していません。

ちなみに、「降りる」の対義語は「乗る」「昇る」です。
熟語からも対義語からも、「降りる」は様々な意味を持っているということがわかりますね。

 

「下りる」の意味

Photo byWenPhotos

「下りる」は、物理的にモノが上から下に移動するという意味があります。


例としては、舞台や段、山などの高い位置から地上に下りる、幕などのモノが下りる場合が挙げられますね。


「上下」という言葉からも分かるように、「下りる」の対義語は「上がる」です。


因みに、乗り物については「乗る」ものなので「降りる」を使うのが正しいです。
しかし、高い位置から地上の低い位置に向かうという意味を持たせたい時は、「下りる」を使っても良いでしょう。

「降りる」と「下りる」の違い

Photo by haru__q

「降りる」と「下りる」の違いがお分かりになりましたか。


「降りる」には、モノが離れていくというイメージが近いです。
具体的には、役職や資格などから外れるときや、乗り物から出るときに使われます。


「下りる」には、物理的なモノの上下に関するときに使われます。



そして、どちらを使うべきか迷った時は、先述したようなそれぞれの対義語や熟語を連想してください。
適切なものがぐっと選びやすくなりますよ。

 

「降りる」と「下りる」を使った例文

フリー写真素材ぱくたそ

「降りる」と「下りる」を使った例文を、それぞれご紹介します。

上記でご説明した内容を、ご自身で一度確認してみてください。

例文

  • 内閣総理大臣の職を降りる。
  • 次のバス停でこのバスを降りる。
  • エレベーターで、二階から一階へ下りる。

関連する記事

記事ランキング