「付和雷同」の意味とは?意味や使い方を解説!

「付和雷同」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「付和雷同」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

目次 [表示]

付和雷同

Photo bysethink

「付和雷同」とは

読み方は「ふわらいどう」です。
国語の授業で一度は耳にしたことがありますよね。

よく知られた言葉ですが、具体的な意味を知っている人は案外少ないかもしれません。
今回は「付和雷同」の意味や使い方をご紹介いたします。

「付和雷同」の意味とは?

Photo byniekverlaan

「付和雷同」の意味

「付和雷同」は「自分の意見を持たず、他の意見に賛同・同調すること」という意味の言葉です。
他の意見とは主に多数派、つまりマジョリティーを指します。
例えばSNSでは、しばしばマジョリティー(多数派)に同調し、賛同者が増えれば増えるほど強気になる人々が見られます。
あれがまさに「付和雷同」を表している状態です。

「付和」が「他のものに付き従う」という意味なのはわかりますが、「雷同」は何を表すのでしょうか。

「雷同」は「雷が響くのと同時に物が響きに応じる」というような意味の言葉です。
雷のような大きな音が鳴った瞬間、意味もなく自分もその勢いに押されるというような状態ですね。
勢力の強いものに瞬間的に同調するようすが「付和雷同」の表すところです。

「付和雷同」は古代中国の書物である「礼記」が由来と言われています。
「勦説する毋れ、雷同する毋れ(そうせつするなかれ、らいどうするなかれ)」という一節があるのですが、「他人の説を盗んで我が物としてはいけない。他人の意見に流されるものではない」という意味の一文です。
これが元となり「付和雷同」が生まれました。

「付和雷同」の使い方・例文

Photo byKaz

「付和雷同」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 付和雷同的に長いものに巻かれていれば楽に生きられるが、それでは生まれてきた意味がない。
  • 彼はいつも付和雷同で自分の意見を全く言ってくれない人だ。

関連する記事

記事ランキング