「温故知新」の意味とは?意味や使い方を解説!

「温故知新」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「温故知新」の意味や使い方、例文について解説していきます。  

目次 [表示]

温故知新

Photo by Hyougushi

「温故知新」
読み方(おんこちしん)

という言葉を見聞きしたことがあると思います。

意味やどういったことを指すか、知っているでしょうか?

今後の人生にもきっと役立つ言葉になる意味ではあります。

今回はそんな「温故知新」について意味や使い方などをご紹介させていただきます。詳しく説明していきます。 

「温故知新」の意味とは?

Photo byWLloydCain

「温故知新」の意味とは

「温故知新」の意味は「昔のことを研究して、そこから新しい知識や新たな道理を見つけ出すこと」です。

「温故知新」における「温」は、「たずねる」と読みます。

そして「尋ねる」「習う」「復習する」「よみがえらせる」といった意味を持っています。

「故」という字は、「昔、以前」「もとより、はじめから」「古い」などといった意味があります。

それら二つが組み合わさり「過去のことを研究する」といった意味になりました。

「知新」はそのまま「知る」と「新しい」で「新しいことを知る、新しい知識をもつ、新たな道理」といった意味になります。

「温故知新」の由来は、孔子の『論語』

「温故知新」は故事成語です。

由来は、「論語」の中の2番目の章である「為政(いせい)」の中に書かれている11番目の孔子の言葉です。

その言葉とは「子曰、温故而知新、可以為師矣」です。
これは、
「子日く、故きを温ねて新しきを知れば、以って師と為る可し」
(しいわく、ふるきをたずねて あたらしきをしれば、もってしとたるべし)
と読みます。

意味は、「孔子先生はおっしゃいました。古くからの伝えを大切にして新しい知識を得て行くことができれば、人を教える師となることができるでしょう」となります。

「論語」とは、孔子(こうし)が述べたものを弟子たちがまとめて書き記したものです。

また、孔子とは、春秋時代の中国の思想家です。
儒教の創始者で、仁義や礼楽によって政治秩序を取り戻すことを理想としてた人物です。

「温故知新」の使い方・例文

__keyword__を使った例文をいくつかご紹介させていただきます。

例文

  • 例文 「温故知新」は音読みで<おんこちしん>です。 訓読みでは 「故きを温ねて新しきを知る」 (ふるきをたずねてあたらしきをしる) となります。
  • 例文 新しい事に取り組み行き詰まった時には、温故知新を思い出して下さい。

関連する記事

記事ランキング