「沈丁花(ジンチョウゲ)」の花言葉とは?意味や誕生花を解説! 

「沈丁花(ジンチョウゲ)」の花言葉を解説します。知っておくと思わぬところで役に立つことがあります。今回は「沈丁花(ジンチョウゲ)」の花言葉や使い方・例文を紹介します。

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「沈丁花(ジンチョウゲ)」

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沈丁花(ジンチョウゲ)」は2月頃に咲く、非常に香りの良い花です。

季節になると、あちこちに、沈丁花の甘い香りがただよう家がありますね。

沈丁花を誕生花とするのは、2月10日、2月23日、12月15日です。

沈丁花の花言葉を紹介します。

「沈丁花(ジンチョウゲ)」の花言葉とは

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「沈丁花(ジンチョウゲ)」の花言葉は、「栄光」「不死」「不滅」です。

力強い意味の花言葉ですね。

これらの花言葉は、沈丁花の学名である「Daphne odora(ダフネ・オドラ)」から由来を知ることができます。

ダフネとは「月桂樹」のことであり、ダフネ・オドラは「良い香りの月桂樹」という意味になります。

古代ローマでは、戦争に勝利して戻った将軍が、ローマ神話の主神ユピテルに月桂樹をささげる慣習がありました。

その慣習により、「栄光」という言葉が月桂樹の花言葉となります。

それにともない、ダフネ・オドラ、つまり沈丁花の花言葉も「栄光」となったのです。

「不死」「不滅」は、沈丁花が一年中緑色の葉をつける、常緑植物であることに由来します。

この「不死」「不滅」にも、月桂樹に由来する意味があります。

太陽の神アポロンは、恋愛の女神エロスの放った矢のために、下級女神のダフネに恋をしてしまいます。

しかしダフネの方では、エロスの放った矢の効果が逆であり、アポロンを拒絶します。

ダフネはおおいに困り、父である川の神に頼み、自分の姿を月桂樹に変えてしまいます。

悲しんだアポロンは、月桂樹の葉で冠をつくり、生涯それをかぶり続けました。

ここから生まれた月桂樹の花言葉は「私は死ぬまで変わりません」。

さらに派生し、沈丁花の花言葉として「不死」「不滅」がつけられました。

「沈丁花(ジンチョウゲ)」を使った文章・例文

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「沈丁花(ジンチョウゲ)」を使った文章を紹介します。

沈丁花の甘い香りをかぐと、少しづつ冬から春へ向かっていることを感じますね。

例文

  • 沈丁花の名は、香木の「沈香」のような香りと、つぼみが「丁子(釘のこと)」のような形をしていることに由来します。

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