「サクラ」の花言葉とは？意味や使い方を解説！  

「サクラ」といえば、言わずもがな、日本を代表する春の花です。

サクラの花言葉、あなたはご存知ですか?

お花見の席でも、よい話題になるかもしれませんよ。

サクラの花言葉は、「精神の美」「優美な女性」です。

「精神の美」という花言葉は、アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンの、有名なエピソードに由来します。

ワシントンは子供の頃、庭にあった斧を遊びに使い、父親が大事にしていたサクラの木を切ってしまいました。

しかし正直に謝ったので、父親は「正直な告白はサクラの木より値打ちがある」と言って、ワシントンを褒めました。

サクラの花言葉「精神の美」は、このエピソードから生まれたのです。

(ちなみにこの話は、実は教訓のための作り話ともいわれています)

「優美な女性」という花言葉は、サクラの上品な美しさを表したものです。

サクラはさらに、種類により別の意味の花言葉を持っています。

ソメイヨシノの花言葉は「純潔」「優れた美人」。

日本のサクラの80%はソメイヨシノです。

咲き誇るサクラ並木の美しさは、確かに「美人」としか言いようがないかもしれません。

シダレザクラの花言葉は「優美」「ごまかし」「円熟した美人」

やわらかい枝にたくさんの花をつけ、上から降り注ぐように咲き誇るシダレザクラ。

「円熟した美人」にとっては「ごまかし」も魅力のうち、ちょっと大人の女性のイメージです。

ヤエザクラ(サトザクラ)の花言葉は「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」。

山に咲くヤマザクラに対し、ヤエザクラは人の住む里に咲くので、サトザクラとも呼ばれます。

ヤエザクラは八重桜と書き、花びらが一重ではなく、たくさん重なって咲きます。

その様子が十二単を着る女性のように見えることから、「しとやか」という花言葉がつきました。

ヤマザクラの花言葉は「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」。

「あなたに微笑む」という花言葉は、山にひっそりと咲くヤマザクラを見つけて顔をほころばせる様子に由来します。

山の中で「高尚」「美麗」な様子のヤマザクラは、思わず微笑みがでるほどに美しいのでしょう。

フユザクラの花言葉は「冷静」。

カンザクラの花言葉は「気まぐれ」。

「気まぐれ」という、あまり良くない意味の花言葉がついて、カンザクラも不本意かもしれません。

なぜこのような花言葉がついたのでしょうか。

理由は開花時期にあります。

カンザクラは開花時期が早く、暖かい地方では1月から咲き始めるのです。

そのため「気まぐれ」という、ちょっと小悪魔的な意味の花言葉がついているのです。

サクラが使われている文章を紹介します。

サクラが登場するのは卒業式や入学式、お花見などの伝統行事だけではありません。

ミュージックシーンではサクラソングも作られるなど、若い人にも季節の素晴らしさを感じさせる存在です。

サクラはやはり、全日本人の春のシンボルなのです。