「紫苑(シオン)」の花言葉とは?意味や誕生花を解説! 

「紫苑(シオン)」の花言葉を解説します。知っておくと思わぬところで役に立つことがあります。今回は「紫苑(シオン)」の花言葉や使い方・例文を紹介します。

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「紫苑(シオン)」

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淡い紫の花びらが美しい、どこか儚げな「紫苑(シオン)」は、秋に見頃を迎える花です。

「紫苑(シオン)」がそのまま色名にもなっています。

原産地は、日本、中国などで、昔から日本人の心を和ませていたようです。

元は中国から生薬として渡来しましたが、日本で紫色は位の高いことを表していたため鑑賞用として育てられるようになりました。

紫苑(シオン)には咳を鎮めたり、痰をきったりする作用がありますが、生薬としての紫苑(シオン)は今は輸入でまかなわれており、日本では鑑賞目的限定になりました。

キク科シオン属(アスター属)に属して花は1週間ほど開花するようです。

和名はそのまま紫苑(シオン)ですが、別名があり、鬼の醜草(オニノシコグサ)、十五夜草(ジュウゴヤソウ)などと呼ばれることもあります。

紫苑(シオン)は9月9日、9月28日、10月3日、10月16日の誕生花です。

「紫苑(シオン)」の花言葉とは

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紫苑(シオン)の花言葉は「追悼」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」です。

少し悲しい印象ですね。

この花言葉は平安時代の著書「今昔物語集」が由来になっています。

父の死を悼む二人の兄弟の話です。

二人は毎日欠かさず墓参りに訪れていました。

兄は忙しくなり忘れ草(カンゾウ)を墓の前に植え、やがて墓参りには来なくなります。

弟は紫苑(シオン)を植え毎日墓参りに訪れます。

このことに感心した鬼が弟に予知能力を授け、弟はその力を使って幸せに暮らしました。

この話から花言葉が生まれたのです。

また別名「鬼の醜草(オニノシコグサ)」もこの話から生まれたそうです。

シオン属全般の英語の花言葉は「daintiness(優美、繊細)」「patience(忍耐)」「symbol of love(愛の象徴)」です。

「紫苑(シオン)」を使った文章・例文

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例文

  • 紫苑の色がとても好きだ。

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