「黒百合(クロユリ)」の花言葉とは?意味や誕生花を解説! 

「黒百合(クロユリ)」の花言葉を解説します。知っておくと思わぬところで役に立つことがあります。今回は「黒百合(クロユリ)」の花言葉や使い方・例文を紹介します。

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「黒百合(クロユリ)」

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百合には「白百合」と「黒百合」がありますよね。

今回は「黒百合」をとりあげます。

白百合と黒百合は同じようで少し違います。

白百合はユリ科のユリ属、黒百合はユリ科のバイモ属です。

和名は黒百合で、別名には蝦夷黒百合(エゾクロユリ)や深山黒百合(ミヤマクロユリ)という名前もあります。

原産地は、日本の中部より北やカムチャッカ半島、北アメリカ高山部です。

深い黒紫の神秘的な黒百合は、4月から8月まで開花を楽しめます。 

1つの花は3日から5日ぐらい咲いています。

ニオイが独特で、ハエを呼び寄せるほど強烈です。

受粉をするのがこのハエなので仕方のないことですが、鑑賞用の花としては敬遠される理由になっているようです。

黒百合がたくさん咲いているところには銀バエも寄ってくるようです。

そのようにニオイや見た目で嫌われがちな黒百合ですが、北海道帯広市では市の花、石川県では郷土の花とされています。

石川県の伝統的な織物である「牛首袖」には「クロユリ染め」の技術が伝承されています。

触媒の種類によって、紫、茶、緑、ピンク、黄、灰色、などに染めることができます。

黒百合のあの花の色からは想像できませんよね。

黒百合は8月12日、9月7日の誕生花です。

「黒百合(クロユリ)」の花言葉とは

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黒百合の花言葉は「恋」「呪い」です。

「恋」という花言葉はアイヌ民族の言い伝えからきています。

その昔、想いを寄せる人の近くに、自分の恋心を込めた黒百合をそっと置き、その人が手にとれば恋がいずれ成就するという言い伝えがありました。

「呪い」という花言葉は戦国時代の黒百合伝説からきています。

戦国武将、佐々成政には早百合(さゆり)という美しい側室がいたといいます。

この小百合を成政はとても愛でていました。

しかし早百合(さゆり)が密通をしているという噂が流れてしまい、噂を聞いた成政は早百合とその家族を思い余って殺してしまいます。

死に際に早百合は「立山に黒百合の花が咲いたら、佐々家は滅亡する」と呪いの言葉を残したと言われています。

「黒百合(クロユリ)」を使った文章・例文

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例文

  • ・黒百合の神秘的な姿は美しいが、ニオイは耐えられない。

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