「病院」と「診療所」の違いとは?意味や使い方を解説!

「病院」と「診療所」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「病院」と「診療所」の違いや使い方についてご紹介します。

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「病院」と「診療所」

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

「病院」と「診療所」

よく病気になられたときに、病院に行って来ると言われる方が多いでしょう。

病院=「病院」?でしょうか?

近くの「診療所」も病院とは、言ってませんか?

「病院」と「診療所」には、明確な法律上の違いがあります。

御紹介をさせていただきます。

「病院」の意味

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「病院」の意味とは?

病院は入院できるベッド数が20床以上ある事で病院と法律上区別しています。

病院には、科学的な根拠に基づいた医療を提供できる設備の基準、働く医師や看護師等の人員にも満たすべき基準があります。 
 

「診療所」の意味

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「診療所」の意味とは?

先程の説明にあったように、入院出来るベット数が19床以下が診療所と医療法によって規定されています。

入院出来る施設が無くても問題はありません。

医師も一人居れば良しとされています。

「病院」と「診療所」の違い

「病院」と「診療所」の違いとは?

上記の説明の様に病院と表記するためには、医療法の基準を満たす必要があります。

違いは、数えきれないほどありますが一般の私達から見てわかる範囲でご説明致します。

病院は医師の人数は最低限3名以上。40人の外来患者様に対し1名の医師。入院患者様16名に対し1名の医師が必要です。

診療所は院内に医師は1名でも良いのです。診療所の医師が診る患者様の数に制限はありません。


病院と診療所では、医療機関としての役割も異なります。

診療所は軽度の怪我や病気、慢性の疾患の患者様の治療が中心になりますので地元の「かかりつけ」と言われます。

病院は、緊急搬送の対応、重症患者・難病患者様の治療と高度な医療行為を受けられる医療機関と位置づけられています。

「病院」と「診療所」を使った例文

例文

  • 例文 いやぁ。俺のかかりつけの病院は病院じゃないんだってよ。○○クリニックなんて書いてあるから病院なんだと思ってたよ。
  • 例文 あの○○大学病院は風邪では診てくれないみただよ。

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