「泡を食う」の意味とは?意味や使い方を解説!

「泡を食う」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「泡を食う」の意味や使い方について解説していきます。

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泡を食う

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「泡を食う」
読み方は(あわをくう)

面白い言葉の「泡を食う」。

どうして「泡」を「食う」というのでしょうか?

今回は「泡を食う」の意味や語源や由来についてご紹介させていただきます。

「泡を食う」の意味とは?

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「泡を食う」の意味とは

意味は
ひどく驚いて慌てる。
泡を食らう。
とも言います。

「泡を食う」の語源や由来

「あわをくう」の「あわ」は動詞「慌(あわ)てる」の「あわ」で、「泡を食う」はそれに同音の「泡」を掛けた、掛け言葉です。

「くう」は「肩透かしを食う」や「その手は食わない」などの「くう」と同じで「身に受ける」「こうむる」を意味しています。

「泡を食う」で、慌てるような事態を身に受けることを意味し、ひどく驚き慌てることを表すようになったとされています。
「泡を食う」は江戸後期に現れた言葉なんです。

「泡を食う」の使い方をご紹介いたします。

「とても驚く」という意味の「泡を食う」ですが、道を歩いているときに、突然、後ろから知人に声をかけられてビックリした、というだけの状況では「泡を食う」とは言えなく。

ドキッとするだけでは「泡を食う」には、足りないのです。

やっぱり、そのあとに「慌てる」という状況が必要になります。

「泡を食う」は、この「慌てる」という状況を説明することが重要になるため、単に「泡を食った」で文章が終わる形では、あまり使われません。

❌泥棒が警官に出くわして「泡を食った」。

泥棒がたいへん驚いたことはわかりますが、これだけでは「泡を食った」と言うには物足りません。

◯泥棒が警官に出くわして、「泡を食って」逃げ出した。

このように、「泡を食って」が「たいへん驚いて」に続いて、慌てふためいてどうしたか、という言葉を繋げることが大切です。

このような使い方により一層「泡を食って」という言葉が明確に伝わります。

「泡を食う」の使い方・例文

「泡を食う」という言葉をは聞いたことがあるかと思います。

「稗を食う」(ひえをくう)や「霞を食う」(かすみをくう)と同じく、一文字の言葉に「食う」がついた形のため、似たような意味だと思われがちですが、全く違う意味合いの言葉になります。

そこで、例文から御理解いただけるようご紹介させていただきます。


 

例文

  • 例文 明日は公式なボクシングの試合だってのに。全く練習に来ない。
    いざ、試合となって驚く事になるのは、本人だからなと。
    思っていた試合当日。減量も問題なくリングに上がったヤツを見て。私達、全員が泡を食うほど強く仕上がっていた。相手選手も練習に来て無い事を知っていたから。
    余裕綽々で来た様子だったから、泡を食う試合展開だっただろう。
  • 例文 もう、成人を過ぎた妹の友達がお風呂から裸で飛び出してきた。たまたま、でくわしてしまった私は泡を食うほど驚き慌てた。
    後で妹に聞いたら、風呂場の窓に人影がうつり。泡を食うように飛び出してしまったらしい。
    おそらく、我が家のカカシと見間違ったのだろう。

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