「双璧」の意味とは?意味や使い方を解説!

「双璧」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「双璧」の意味や使い方について解説していきます。

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双璧

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「双璧」とは

「そうへき」と読みます。
双という感じには「二つ」という意味がありますので、二つの何かであることはほとんどの方がお分かりかと思います。
しかし具体的にどういった意味があるのかはよくわかりませんね。

今回は「双璧」の意味や使い方、語源などを詳しくご紹介いたします。

「双璧」の意味とは?

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「双璧」の意味

双璧とは「二つの優れているもの」もしくは「一対の宝石」という意味の言葉です。
一対とはつまり二つのことですので、いずれにしても「二つの優れている状態」を表す言葉だと思ってください。
「双璧を成す」というような表現でよく使われます。

双璧はあくまで「優れたもの」に対して使う言葉ですので、悪いものが二つ揃っている場合には双璧という言葉はふさわしくありません。
例えば「ガンが死因の双璧である」という表現は誤りです。

双璧という言葉の語源は、「北史陸凱伝(ほくしりくがいでん)」という中国の歴史書です。
北魏という都市に住む陸凱という人に「陸暐(りくい)と陸恭之(りくきょうし)」という二人の息子がいたのですが、この二人が優劣がつかないほど優れていたということで、賈禎(かてい)という人物が「まるで一対の宝玉のようだ」と形容したことから、双璧という言葉が生まれたとされています。

ちなみに双璧の類語としては、「両雄」「二強」などがあります。

「双璧」の使い方・例文

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「双璧」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 山田くんと田中くんはどちらも優劣がつけられないほどの人格者だ。
    まさに双璧の二人と言えるだろう。
  • 日本の歌謡界で双璧を成す人物が同じ歌番組に揃って出演している。

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