「台頭」の意味とは?意味や使い方を解説!

「台頭」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「台頭」の意味や使い方について解説していきます。

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台頭

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「台頭」とは

ビジネスや芸能界などでよく耳にする言葉ですね。
読み方は「たいとう」です。
「だいとう」ではないので気を付けてください。

また、地名の「台東区」とも違います。東ではなく「頭」です。

今回は「台頭」の意味を詳しくご紹介いたします。

「台頭」の意味とは?

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「台頭」の意味

台頭とは「勢いを増してくること」「勢力がのびて進出すること」という意味を持つ言葉です。
元々は「擡頭」という漢字が用いられていましたが(読み方は同じく「たいとう」)、難しい感じのため「擡」と同じく「持ち上げる」という意味のある「台」が使われるようになり、近年は「台頭」と表記するようになりました。

台(持ち上げる)+頭、という成り立ちの熟語なので「頭を持ち上げる」という意味もあるのですが、そこから転じたのが「勢いを増す」「進出する」という意味です。
本来の「頭を持ち上げる」という意味は、最近はあまり使われなくなりました。

台頭の類語としては「頭角」があります。
「頭角を現す」と表現すると「他の人よりも能力や才能が目立っている」というような意味となります。
台頭は「進出」という意味があるので頭角とは若干使い方が違いますが、才能や能力を指す言葉としては同じカテゴリとなります。

ちなみに「台頭」には「上奏文などの文書において、高貴の人の名や関する語を普通の行よりも高く上に出して書くこと」という意味もあるのですが、上奏文とは天皇に出すような文書のことですので、一般の方が使う場面はまずありません。

「台頭」の使い方・例文

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「台頭」を使った例文をご紹介します。

例文

  • 最近の芸能界は若手の台頭が目覚ましい。
  • 新勢力の台頭によって、政治界のパワーバランスが変わりつつある。

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