「期待値」の意味とは?意味や使い方を解説!

「期待値」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「期待値」の意味や使い方について解説していきます。

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期待値

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「期待値」とは

学生時代に数学で習ったことがある方も多いと思います。
ただ、少し難しい分野なので大人になってから意味を聞かれてもあまりよく分からないと思うかもしれません。

今回は「期待値」の意味や概念を解説いたします。
期待値の考え方を知っておくと役に立つ場面も多いですので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

「期待値」の意味とは?

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「期待値」の意味

「期待値」は統計学や確率現象の考え方で使われる言葉です。
「何かの動作をした時に起こりうる平均値を、確率を含めて計算した数値」を表します。

例えば、20本のくじがあるとします。
この中に含まれるのは
・1等:5万円=1本
・2等:3万円=3本
・3等:1万円=6本
・4等:5000円=10本
という構成だとしますね。

この時、1等~4等が出る確率は、それぞれ以下のようになります。

・1等:1/20
・2等:3/20
・3等:6/20
・4等:10/20

期待値の計算方法は「実現値と確率の総和」ですので、上記の内容で期待値を計算しますと

50000×1/20+30000×3/20+10000×3/10+5000×10/20となり、答えは「12500」です。
これが、上記のようなくじを引いた時の賞金の平均値、つまり「期待値」となります。

もちろん、20本のくじから1本引いて常に12500円が手に入るわけではありません。
ただこの「期待値」の概念を知っておくことで、外れが余りにも多いギャンブルの危険性を事前に察知することができます。
期待値は平均値なので、数をこなすと全体の数値が期待値に近付きます。
長期間続けるギャンブルの場合、期待値を知っておくと最終的にどのくらいのプラスマイナスがあるのかをある程度予測できます。

ちなみに確率現象の期待値の概念は1600年代にパスカルとフェルマー、2人の学者によって提唱されたと言われています。

「期待値」の使い方・例文

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「期待値」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 競馬の期待値がかなり低いことに愕然としている。
  • 宝くじは比較的期待値が高いくじとして知られている。

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