「剣幕」の意味とは?意味や使い方を解説!

「剣幕」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「剣幕」の意味や使い方について解説していきます。

目次 [表示]

剣幕

Photo byprettysleepy1

「剣幕」とは

漢字で書くとよくわかりませんが「けんまく」と言われれば誰もがピンとくる言葉ではないでしょうか。
感情を露わにする場面で使われることの多い言葉ですね。

しかしなぜ「剣幕」と書いて興奮状態のことを示すのか、言葉の由来が知りたいと思ったことは無いでしょうか。
今回は「剣幕」の意味や成り立ち、使い方などをご紹介いたします。

「剣幕」の意味とは?

フリー写真素材ぱくたそ

「剣幕」の意味

「剣幕」とは「荒々しい表情」もしくは「怒って興奮した状態や態度」といった意味の言葉です。

「剣」は刀剣のような「つるぎ」を表し、「幕」には「物を仕切るための布」という意味があります。
ここから考えると「荒々しい表情」といった意味にはつながりにくいですよね。

実は「剣幕」という漢字は「けんまく」に後から当てた、いわゆる当て字だです。
元々「けんまく」は「見脈(けんみゃく)」が語源になっているという説、もしくは「険悪(けんあく)」が訛って「けんまく」になったという説もあります。

「見脈」とは、脈を見る、つまり外見から判断すること、もしくは脈が激しい状態、つまり荒々しい状態を表している言葉です。
ここから徐々に「勢いよく相手と争う姿勢」を表すようになり、現在の「興奮状態」のように意味が変化していったと考えられています。
ちなみに剣幕は他に「見幕」や「権幕」と表記することもありますが、「剣幕」より使用頻度はかなり低いです。

剣幕の類語としては「形相」があります。
こちらも怒りや激しい感情を露わにした表情を指す言葉ですが、「形相」の場合は表情のみを表します。
「剣幕」は行動や態度も含みますので、若干の相違点がありますので使う時は気を付けましょう。

「剣幕」の使い方・例文

フリー写真素材ぱくたそ

「剣幕」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 部長がすごい剣幕で怒鳴り込んできた。
  • 浮気現場に乱入した時の私はすごい剣幕だったと彼に言われたが、当然のことだと思う。

関連する記事

記事ランキング