「おべんちゃら」の意味とは?意味や使い方を解説!

「おべんちゃら」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「おべんちゃら」の意味や使い方について解説していきます。

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おべんちゃら

おべんちゃら」とは、古くは祇園で使われていた京言葉のひとつです。

明治時代に入り、丁寧を表す接頭辞の「お」が付くようになりました。それまでは単に「べんちゃら」と言って使われていました。

「おべんちゃら」の意味とは?

「おべんちゃら」という言葉を分解すると、「お」「べん」「ちゃら」の三語に分けられます。

「お」は先に述べた通り丁寧語、「べん」は弁論、つまり自分の意見のことです。

「ちゃら」だけやや不明瞭なので説明が難しくなります。これはいい加減という意味があり、他には「ちゃらんぽらん」なども語源は同じと言われています。

つまり三つを組み合わせて、「おべんちゃら」は「口から出任せを言う」という意味の言葉になります。

「おべんちゃら」の使い方・例文

「おべんちゃら」は、心にもない言葉を言う事で、とりわけ「相手を必要以上に持ち上げて、おだてる」場合に使われています。

コミュニケーションとしては失礼に当たる言葉であり、またそれを聞いている周囲もいい気分がしません。

あまり使いたくない、聞きたくない言葉と言えるでしょう。その一方でビジネスシーンではついつい「おべんちゃら」を使いたくなってしまう場面も、経験した方は多いのではないでしょうか。

また、京都人なら日常的に用いる頻度も多いことでしょう。その場合は特に深い意味もなく「そんなに褒めても、何も出ませんよ」と謙遜するのに丁度しっくりくる言葉です。

例文

  • 例文
    あんたはん、おべんちゃら言わんといておくれやす
  • 例文
    あの人はおべんちゃらだけで出世したような奴

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