「輪をかけて」の意味とは?意味や使い方を解説!

「輪をかけて」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「輪をかけて」の意味や使い方について解説していきます。

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輪をかけて

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「輪をかけて」とは

慣用句として良く使う表現なので、見聞きしたことがある方は多いと思います。
しかし具体的な意味を聞かれても答えられる人はなかなかいないのではないでしょうか。
またどうしてこのような言い方をするのか、改めて考えてみると不思議ですよね。

今回は「輪をかけて」の意味や成り立ち、使い方などをご紹介いたします。

「輪をかけて」の意味とは?

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「輪をかけて」の意味

「輪をかけて」は、「いっそう激しくなる」もしくは「さらに大袈裟にする状況」というような意味で使われます。
いっそう激しくなることや大袈裟な状態というのは、良い悪い両方の場合がありますが、「輪をかけて」はプラスマイナスどちらの表現にも使われます。

語源としては、弓道が元になっていると言われています。
弓に弦を張る時に輪の形に結んで取り付けるのですが、輪の作り方によって弦の張りが左右されますので重要な部分だとされています。
このことから、「輪をしっかりかけることで勢いの良い矢を飛ばすことができる→いっそう激しく大袈裟に」という意味になったということです。

別の説としては、「輪」を樽や桶を留めるための箍(たが)と解釈したものがあります。
箍(たが)は樽や桶よりも一回り大きく作る必要がありますので、ここから「誇張する」というような意味に発展したとも言われています。

「輪をかける」の類語としては「拍車をかける」もしくは英語で「エスカレートする」などがあります。

「輪をかけて」の使い方・例文

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「輪をかけて」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 彼は元々良い人だったが、最近は以前より輪をかけて人間性が磨かれている。
  • 会社の業績が以前よりも輪をかけて悪化している。

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