「痴れ者」の意味とは?意味や使い方を解説!

「痴れ者」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「痴れ者」の意味や使い方について解説していきます。

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痴れ者

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痴れ者」という言葉を知っていますか?

読み方は「しれもの」です。

「音痴」の「痴」は「ち」と読みますが、「痴れ者」では「ち」とは読みません。

時代劇などに登場することもある言葉ですが、なじみがない言葉と感じる人も多いでしょう。

「痴れ者」の意味と使い方を紹介します。

「痴れ者」の意味とは?

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「痴れ者」とは、「愚か者・馬鹿者」という意味です。

愚か者という意味から派生して、乱暴で手に負えない者、お人好し、ひとつの道にすっかりハマっている者なども指します。

愚かゆえに騙されやすいことから「お人好し」。

「ひとつの道にのめり込んでしまった」考えなしの馬鹿者、という感じです。

日常生活の中では、あまり聞かない言葉です。

若い人が目にしたことがあるとすれば、ゲーム「ポケットモンスターX・Y」でしょうか。

ゲームに登場する四天王のひとり「ズミ」が、プレイヤーに対して「この痴れ者が!」と言うシーンがあります。

ズミは「ポケモン勝負は芸術足りうるか?」という質問をプレイヤーに投げかけてきます。

これに「いいえ」と答えると、「この痴れ者が!」と言われてしまうのです。

「この愚か者が!」ということですね。

痴れ者の類語には、「うつけ者」「表六玉(ひょうろくだま)」などがあります。

「ぼんやりしている愚か者」「まぬけな愚か者」という意味です。

「痴れ者」の使い方・例文

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「痴れ者」を使った例文を紹介します。

良い意味で使える言葉ではないので、使うときには注意してください。

例文

  • 例文 お前の親父は世の痴れ者だ(世にも珍しい馬鹿者だ)。
  • 例文 無礼であるぞ、この痴れ者が!

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