「花散らし」の意味とは?意味や使い方を解説!

「花散らし」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「花散らし」の意味や使い方について解説していきます。

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花散らし

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「花散らし」とは

春に桜が咲いてきますと、天気予報などで「花散らしの雨となりそうです」という表現をよく耳にしますよね。
現代ではこのフレーズが多くの人に浸透していますが、実は花散らしとは元々別の使われ方をする言葉でした。

今回は「花散らし」の意味や使い方をご紹介いたします。
ぜひ本来の使い方を知って、今後「花散らし」と発言する時は気を付けてください。

「花散らし」の意味とは?

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「花散らし」の意味

花散らしとは元々、「3月3日に花見をして、翌日に若い男女が集まって夜通し飲食をすること」を表します。
「若い男女が飲食する」というと、現代では懇親会のような状態を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし昔は、男女が集まって宴会をすることは性的な意味を含んでいました。
つまり「花散らし」とは、花見ついでの乱交パーティのような意味を持つ言葉なのです。

現代では性的なモラルが昔とは全く異なりますので、本来の「花散らし」イベントは行われなくなりました。
すると言葉自体が使われなくなっていき、徐々に消えようとしていたところに誰かが「桜を散らす雨や風」のことを「花散らし」と表現したのでしょう。
これが広く浸透していったものと思われます。

類語としては、現代では「春風」「春の嵐」のような言葉がふさわしいですが、本来の意味に寄せますと「情交」のような言葉が「花散らし」の類語となります。

「花散らし」の使い方・例文

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「花散らし」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 今週末はせっかくお花見の予定だったのに、花散らしの雨が降ってしまった。
  • 春風のことを花散らしと言ったら、定年間近の上司に「その言葉はあまり口にしないほうが良い」と言われた。

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