「巷」の意味とは?意味や使い方を解説!

「巷」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「巷」の意味や使い方について解説していきます。

目次 [表示]

Photo byMariamichelle

「巷」とは

「ちまた」と呼びます。
「巷では最近~」というようなフレーズを時代劇などで見たことがある方も多いと思いますので、言葉としては比較的メジャーなのではないでしょうか。

しかし具体的な意味をご存知の方は少ないかもしれません。
今回は「巷」の意味や使い方をご紹介いたしますので、よく読んで意味を覚えていってくださいね。

「巷」の意味とは?

Photo bypaologhedini

「巷」の意味

「巷」は「道の分かれるところ」もしくは「一般世界」「世間」「にぎやかな通り」という意味の言葉です。

文字の成り立ち自体は「共」と「巳」が組み合わさったものなのですが、「共」は道を表す文字で、「巳」は「邑」の略字です。
つまり「巷」は当て字ではなく元から「村の中を抜けて行く道」という意味の漢字となります。

また、「巷(ちまた)」という文字は「道股(みちまた)」が語源になっています。
こうしたこともあり「巷」は「道が分かれるところ」というのが本来の意味なのですが、道が分かれていく場所は昔から交易が盛んでにぎやかにで、人が集まる傾向がありました。
ここから転じて「巷」には「にぎやか」「世間」という意味が付随されるようになったと考えられます。

現代で「巷」というと、道が分かれる場所というよりは「世間」という意味で使われることがほとんどです。
ただあまり近代的なイメージがない言葉なので、主に時代劇で耳にすることが多いでしょう。

「巷」の類語としては、「公の場 」「市井」といったものになります。

「巷」の使い方・例文

Photo by nobihaya

「巷」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 巷では最近、スマホというものが流行っているらしいぞ。
  • 巷を賑わせた窃盗犯がやっと捕まった!

関連する記事

記事ランキング