「魂胆」の意味とは?意味や使い方を解説!

「魂胆」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「魂胆」の意味や使い方について解説していきます。

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魂胆

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魂胆」という言葉は多くの人にとって馴染みがあるものかと思います。

よく知っているはずの言葉をさらに深く掘り下げることで、表現の幅を広げ、読解力をアップさせることが可能となります。

この記事では、「魂胆」という言葉の意味や使い方をお伝えしていきます。

また、類語についてもご紹介するので、語彙力を高めていきましょう。

「魂胆」の意味とは?

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「魂胆」は、心の中に隠されたたくらみを意味する言葉です

主に、悪だくみや良くない意図を持った計画を指す言葉です。

「魂」とは、「動物の体に宿り、精神のはたらきのもとをなすと考えられているもの」という意味があります。

内側(精神)、つまり「心の中」を指す言葉です。

そして「胆」は、胆石や胆のうなどの消化器官、つまり「腹の中」を指す言葉です。

この二つの字が合わさり、心の中の本心(本当の気持ち)を表しているのですが、それが良くない意図(悪だくみ)という意味になるのはどうしてでしょうか。

そもそも「腹の中」(胆)という言葉にはすでにネガティブなイメージがあるように思います。

たとえば「外面が良くても腹の中は分からない」という言い方はよくありますが、その逆はほとんどありません。

いわゆる「本音」というのは、隠さなくてはいけないような良くないものであることが多いため、「魂胆」が、悪いたくらみという意味を表すようになったのではないでしょうか。

もちろん「心」や「腹」が常に悪いものだとは限りません。

「魂胆」の類語としては、「謀略」や「目論見」の他、「心づもり」「腹づもり」という言葉が挙げられます。

ただ面白いのは、「心づもり」や「腹づもり」には「魂胆」のような悪だくみのニュアンスがなく、単なる「心の中の計画」くらいの意味だということです。

類語ではありますが、シチュエーションに応じてそれぞれの言葉を使い分ける必要があります。

「魂胆」の使い方・例文

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ここでは「魂胆」という言葉を使った例文をご紹介します。

例文

  • 彼があんなふうに親切にふるまうなんて、どんな魂胆があるのかわかったものではない。
  • 彼女とのデートに母がついてくるなんて、破局させようという魂胆でもあるのかと疑ってしまう。

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