「錯綜」の意味とは?意味や使い方を解説!

「錯綜」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「錯綜」の意味や使い方について解説していきます。

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錯綜

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「錯綜」とは

「さくそう」と読みます。
時々耳にする言葉ではありますが、漢字で書くことはほとんどないですよね。
初見で読めた人もあまりいないかもしれません。

しかしビジネスシーンなど社会人として使う場面はある言葉ですので、ここでしっかり意味を知っておいてはいかがでしょうか。
今回は「錯綜」の意味や使い方をご紹介いたします。

「錯綜」の意味とは?

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「錯綜」の意味

錯綜の「錯」は「混乱する」「入り混じる」、「綜」は「物を寄せ集める」というような意味があります。
この二つの漢字を合わせた「錯綜」の意味は「物や情報が入り混じることで混乱する事」という解釈となります。
簡単に言うと、物や情報がごちゃついているような状態ですね。


よく刑事ドラマなどで「情報が錯綜している」というような表現がありますが、色々な目撃証言などが相次いで入り、しかしそれらの整合性が無いことから逆に現場が混乱している状況が「錯綜」に当たります。

ちなみに「錯綜」は「綜」の字が若干難しいため、「錯そう」とひらがなを混ぜて表記することが多くなってきているようです。

錯綜の類語としては「交錯」があります。
交錯の意味は「感情や考えといった精神的なものが入り混じる状態」です。
錯綜よりは個人的な状態を表しますので、使う場面は全く違うものになります。

「錯綜」の使い方・例文

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「錯綜」を使った例文をご紹介します。

例文

  • 目撃証言が多数出てきたのでこの事件の解決は簡単だと思ったが、どれも全く別の事実が示されていて同じ事件のことを言っているとは思えない。
    情報が錯綜していて逆に進展がなくなってしまった。
  • コロナウィルスについて報道が錯綜していて、SNSではガセネタも出てくるなど全世界が非常に混乱した状態になっている。

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